「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」のスタッフが再集結した本作。AIが国民生活に浸透した2030年の日本を舞台に、突然暴走した医療AI「のぞみ」が「生きる価値がある人間」と「生きる価値がない人間」を選別し、日本全土を混乱に巻き込む様子が描かれる。
賀来は「終わる気がしなかった」という撮影を振り返り「台本を見ていて、スケールが大きかったり動きが多く大変な撮影だと予想していましたが、実際撮影してみるとより大変で。繊細な動きを意識したり、難しいことをいかにわかりやすく伝えるかを監督もこだわっていましたが、丁寧に撮っていた実感があるので、完成が楽しみです」と述べる。本作で初の刑事役に挑んだ岩田は、入江との打ち合わせを経て桜庭像をつかんでいったと明かし「クランクインしてみて、(桜庭は)表面的には人付き合いや人間関係の構築が上手な『人たらし』みたいな人のよさを持ち合わせていました」と語った。
「AI崩壊」は2020年1月31日より全国ロードショー。
賀来賢人 コメント
撮影を終えての感想
終わる気がしなかったので、終わってホッとしています(笑)。台本を見ていて、スケールが大きかったり動きが多く大変な撮影だと予想していましたが、実際撮影してみるとより大変で。繊細な動きを意識したり、難しいことをいかにわかりやすく伝えるかを監督もこだわっていましたが、丁寧に撮っていた実感があるので、完成が楽しみです。
脚本を読んだ印象
日本の映画のスケールにはない脚本だと思いました。海外ではSFやAIをテーマにした映画はけっこう多いですが、日本ではあまりないうえに実写化が難しい中で、完全オリジナルでアクションやサスペンスといったワクワクする映画を撮ると聞いただけで参加したいと思いました。今までにないような作品になっているという手応えはあります。
大沢たかおとの共演について
けっこうクールな方をイメージしていましたが、とてもおしゃべりでフランクに接してくださり、どんな会話にも付き合ってくれました。義理の兄弟という関係性もあり、近い存在になりたいと思っていましたが、大沢さんがそういう空気を作ってくださいました。大沢さんがカメラの前に立つと存在感や「やるぞ!」というみんなのスイッチが入る瞬間を見られたので、それを見られただけでもこの作品に参加してよかったと思いました。
岩田剛典の印象
同世代なので、もっと一緒に芝居をしてみたかったです。楽屋ではしゃべる機会があったのですが(共演が少ないのは)残念です。同い歳なのにしっかりしていてビジョンを持った素晴らしい役者さんだと思いました。自分のダメさにへこみましたね(笑)。
入江悠の印象
僕が20代前半のときに務めさせていただいた初主演ドラマの監督だったので、時を経て成長した姿を見せたかったですし、より洗練された的確な演出をしてくださり、どんなシチュエーションでも答えが返ってきて頼もしかったので、不安もなく安心して付いて行きたいと思いました。
ファンへのメッセージ
(今までの)日本になかったような映画ですし、予告を観たらワクワクするような映画になっていると思います。画を観ただけでも月並みですが観たことのない映像になっていると思います。緊迫したシーンが奥行きのある映像になっているので、日本の映画界や視聴者に“おっ”と思わせる作品になっていると思います。テーマ的にも今の日本になかったようで現実に起こり得る危機感が時代に合っていて、どの世代が観ても楽しめる映画になっていると思います。
岩田剛典 コメント
撮影を終えての感想
12月にクランクインしてから2カ月ちょっと、出演シーンは少なかったですが、2カ月間ずっと桜庭のことだけを考えて生活していたので、とてもやりがいのある役でした。大変でしたがとても楽しい現場でした。
脚本を読んだ感想
今の時代にオリジナルストーリーで近未来をテーマにすることはなかなかないと思うので、すごくチャレンジングな作品だと思いました。刑事役は初めてでしたし、桜庭はとても頭がよくスマートな役でしたので、現場に入って周りの役者の温度感を見て役作りをするか悩みましたが、監督と打ち合わせをして“IQが高くてキャリアで海外で飛び級していて、登場人物の中で、一番エリートで階級が高くて若くて……”という情報を自分の中に入れることで、自分なりに桜庭の人物像が見えてきました。クランクインしてみて、(桜庭は)表面的には人付き合いや人間関係の構築が上手な「人たらし」みたいな人のよさを持ち合わせていました。
大沢たかおの印象
とにかく優しい! 現場でも気さくに声を掛けてくれたし、スタッフさんとも気さくにコミュニケーションを常に取るのにカメラが回った瞬間にガッと切り替わる集中力やパワーは、吸引力があって勉強になりました。この現場全体の雰囲気を作っていたのが、大沢さんのおおらかさや引っ張ってくれる男らしさで、士気の高い現場でした。
「AI崩壊」の魅力
今までありそうでなかった題材だと思いますし、まさに今、旬になっているAIという技術をテーマにした大作ですし、その分野に興味が高い人は多いと思うので、SF要素やアクション、画の迫力、ストーリーの展開も含めて、1秒たりとも聞き逃せないし見逃せない映画だと思います。近い未来の日本を舞台にしているので、この作品を通じて10年後の未来について観た人みんなが共感できて考えさせられる映画だと思います。想像の世界の映画が世の中に届くことによって、未来の生き方について1人でも多くの人が感じることができたら、この映画を作った意義があると思います。
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- 「AI崩壊」公式サイト
- 「AI崩壊」本予告
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入江悠 Irie Yu @U_irie
賀来賢人くんとはドラマ『クローバー』以来の再会。
岩田剛典くんとは初めて。
お二人が『AI崩壊』の脚本や撮影をどう見たか語ってくれています。
https://t.co/B2eKIbeqnY