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蜷川実花がヴェネツィア映画祭に登場、監督作「人間失格」の魅力をアピール

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第76回ヴェネツィア国際映画祭の公式イベント「ジャパンフォーカス」がイタリア現地時間9月2日に開幕し、「人間失格 太宰治と3人の女たち」の監督である蜷川実花らが記者会見に出席した。

太宰治による小説「人間失格」の誕生秘話を、彼の女性関係とともに虚実交えて描いた本作。太宰に小栗が扮し、正妻・津島美知子を宮沢りえ、作家志望の愛人・太田静子を沢尻エリカ、若き未亡人・山崎富栄を二階堂ふみが演じた。

「ジャパンフォーカス」は、プレスや業界関係者を対象とした日本映画の特集上映イベント。「人間失格 太宰治と3人の女たち」のほか「楽園」「カツベン!」「蜜蜂と遠雷」も選出されている。会見には「楽園」の出演者である村上虹郎とプロデューサーの二宮直彦、「カツベン!」のプロデューサー・天野和人も出席した。

蜷川は「クリエイターとして、“人であることをやめて創作する”ということに対してどのように向き合い、どう気持ちを整理していくのかということに興味がありました」とコメント。「女たちがダメで魅力的な男に振り回されて、それでも強く生きていくという視点もテーマ。3人の女性の生きざまにもフォーカスしているので、そこも楽しんで観てほしいです」と語り、「日本の四季がフィルムにしっかり映っているので、その美しさも堪能してもらえれば」とアピールした。

プロデューサーの池田史嗣は「蜷川監督は世界的な演出家であった蜷川幸雄さんの娘さんです。ご自身は写真家であり世界のトップクリエイターとして活躍され、日本映画界にも進出されています」と蜷川を紹介。「日本では女性の監督が少なく、蜷川さんはこの時代の女性監督のトップランナーとして日本映画界を切り拓いていく人だと思っています」と述べた。

また、究極のダメ男だが同時に魅力のある太宰を演じた小栗を、蜷川は「ハリウッドにも進出して次々と活躍しているが、(本作では)今まで見たことのないような演技をしてくれている」と称賛。「色っぽいシーンもたくさんあり、私自身も見たことがない彼が出てきたと思っているので、ぜひ注目してほしい」と自信をうかがわせた。

「人間失格 太宰治と3人の女たち」は9月13日より全国ロードショー。

※「人間失格 太宰治と3人の女たち」はR15+指定作品

(c)2019『人間失格』製作委員会

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