カンヌ受賞俳優が飲酒して臨んだシーンとは、「ドッグマン」本編映像

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「ゴモラ」で知られるマッテオ・ガローネの監督作「ドッグマン」より、本編映像がYouTubeで解禁された。

「ドッグマン」

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「ドッグマン」ポスタービジュアル

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本作は“ドッグマン”という名のトリミングサロンを経営する男マルチェロを主人公とした不条理劇。粗暴な友人に持ちかけられたもうけ話の片棒を担いだことで、彼の日常が徐々に崩壊していくさまが描かれる。

ガローネはオーディションで主役を射止めたマルチェロ・フォンテについて「主人公を演じるのに理想的な役者だったんだ。彼自身が穏やかで、他人の優しい気持ちをかき立てるような人物」と述懐。「バスター・キートンのような往年の無声映画俳優を思わせる、コミカルからドラマティックな演技まで難なく移行できる才能を持っている。目と表情だけで語れる点がとても気に入ったんだ」と魅力を語った。ただフォンテが役に入りきれなかった唯一のシーンでは、ガローネがフォンテにアルコール度数の高い酒・グラッパを飲ませて撮影に臨んだという。

今回解禁となったのが、そのシーンを収めた映像。マルチェロが暴力的な街の厄介者シモーネを犬の檻に閉じ込めてしまう場面だ。「寒さと雨のせいで集中力は失われていた」と話すフォンテは、「人間を檻に入らせるようにするなんて簡単なことではない。ときには1杯のグラッパが人生を救い、ある種の限界を超える狂気を与えてくれることを学んだよ」と撮影を振り返る。また本作で第71回カンヌ国際映画祭の男優賞を受賞したことについて、フォンテは「これでやっと自分も友達に食事をおごることができるようになった! 今までは大体友達が払っていたからね(笑)」と喜びをにじませている。

「ドッグマン」は東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開中。

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