犬好きの平凡な男が堕ちていく「ドッグマン」監督コメント&新写真8枚到着

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「ゴモラ」「リアリティー」で知られるマッテオ・ガローネの新作「ドッグマン」より、新たな場面写真が8枚到着。あわせて監督コメントが公開された。

「ドッグマン」新場面写真

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本作は“ドッグマン”という名のトリミングサロンを経営する男マルチェロを主人公とした不条理劇。粗暴な友人に持ちかけられたもうけ話の片棒を担いだことで、彼の日常が徐々に崩壊していくさまが描かれる。まったくの無名俳優だったにもかかわらずマルチェロ役に抜擢されたマルチェロ・フォンテは、本作の演技で第71回カンヌ国際映画祭の男優賞に輝いた。

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物語の舞台となるのは、イタリア・ナポリから40kmほど離れた海辺のコッポラ村だ。この場所を「物語に最適かつ理想的だった」と語るガローネは、ロケ地に選んだ理由を「小さなコミュニティがあって、そこにはマルチェロが大切にしている仲間がいる。大都市ではなく小さな共同体を描くために、この場所を選んだ。ウエスタン映画のような雰囲気を醸し出しているところもイメージ通りだった」と説明している。

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マルチェロは暴力的な友人の支配から抜け出せない、温厚で小心者の男。ガローネは「間違いも犯すけれど、人に好かれたい、皆とうまくやっていきたいと願う平凡な男が、望んでもいないのにじわじわと暴力のメカニズムに巻き込まれていく姿を描きたかった」と語る。そして「1人の男が純真さを損失していくことへのアプローチにおいて、本作は教訓的ではなく倫理的で普遍的な映画だと思っている」とテーマにも言及した。

「ドッグマン」は8月23日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国でロードショー。

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