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犬が目撃する不条理劇、マッテオ・ガローネ「ドッグマン」冒頭映像解禁

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「ドッグマン」新場面写真

「ドッグマン」新場面写真

「ゴモラ」「リアリティー」のマッテオ・ガローネがメガホンを取った「ドッグマン」より、冒頭映像がYouTubeで公開された。

本作は犬の視線を指標に、登場人物たちの行動が描出される不条理劇。トリミングサロンを経営する温厚な男・マルチェロの日常が、もうけ話を断りきれなかったことで崩壊していくさまが描かれる。主演を務めたマルチェロ・フォンテは、本作での演技が評価され第71回カンヌ国際映画祭の男優賞を受賞した。

このたび公開された3分間のオープニング映像は、犬の存在が重要な役割を担うことを予感させる。シャンプーを嫌がり暴れる獰猛な大型犬をマルチェロが慣れた様子で手なずけていくさまや、寂れた田舎町の風景が切り取られた。ガローネはオープニングシーンについて「マルチェロがこれから暴力に対してどのように相対していくかということをメタファーとして表現しているんだ」とし、フォンテは「冒頭の犬の真の姿はまるでぬいぐるみのように穏やかなんだけど、その日のソーセージ代を稼ぐため獰猛な演技をしていたんだよ。名前はマリオ。すっかり気に入ってしまって今も僕のパソコンのデスクトップを飾っているよ」とコメントしている。

なお、フォンテは撮影前に3カ月間ドッグトリマーとしての訓練を受け、犬とのコミュニケーション方法を学んだ。ガローネはフォンテに対し「撮影現場でも犬とよい関係を築いていた」と太鼓判を押している。

「ドッグマン」は8月23日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国でロードショー。

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