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「サギデカ」木村文乃がヒーロー、高杉真宙がヒロインに!試写会開催

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「サギデカ」試写会の様子。左から木村文乃、高杉真宙。

「サギデカ」試写会の様子。左から木村文乃、高杉真宙。

「サギデカ」の試写会が本日8月20日に東京・NHK放送センターで行われ、キャストの木村文乃高杉真宙、演出の西谷真一、制作統括の須崎岳が登壇した。

振り込め詐欺組織の上層部を摘発しようと奮闘する警視庁刑事・今宮夏蓮を主人公とした本作。木村が今宮、高杉が振り込め詐欺グループの実行犯でありながら逮捕後に今宮と奇妙な信頼関係を築く加地颯人を演じた。

企画の背景には、振り込め詐欺の被害が常態化し報道も少なくなってきたことがあるという。須崎は「密かに被害が拡大していて、手口もより巧妙になっている。知り合いの記者から『今後とんでもないことになるかもしれない』と言われ企画した」と出発点を明かす。脚本は須崎と「透明なゆりかご」でもタッグを組んだ安達奈緒子が担当。ドラマでは主に犯人を捕まえる警察の執念、振り込め詐欺の被害に遭ってしまう被害者の心情、そして犯罪に手を染めてしまう若者の事情を軸に物語が展開し、その実情に迫る。須崎は「価値観もバラバラで断絶しているかのような3つ。どこかでつながって、通じ合うことはないだろうか。そんな思いを今宮という1人の刑事に託して描きたかった」と作品の根底にある思いを語った。

「資料の充実さ、綿密さにとても驚きました」と初の顔合わせを振り返る木村。「皆さんの作品にかける思いを背負いながら撮影した日々でした。刑事ものは善か悪か、白か黒かというイメージがあると思いますが、この作品は何を信じて貫き通すか、というお話だと思ってます。人それぞれ自分のものさしで善悪を判断して、自分の信念を貫くことがすごく難しい時代。この作品を通してとても大切なことを学ばせていただいた」と力説する。すると突如電気が落ち、会場が暗くなるハプニングが発生。木村は「え! 何かサプライズあるんですか? 聞いてないですけど」と笑いながら、「ちょっと熱く語りすぎたから、クールダウンしろってことですかね」と茶目っ気を見せる。また「記者さんのカメラのフラッシュが頼りですよ」と場を和ませる一幕も。

その後も、電気が復旧しないまま非常灯を頼りに会見は続行。木村は気を取り直し「本当に綿密な下調べのもと、実際に被害に遭ったスタッフ、警察関係や記者の方々の協力でできあがってます。ドラマチックな大げさな出来事だと思わず、すぐ隣にあるお話だと思って観ていただけたらと思います」と作品にかける思いを語った。高杉は「警察チームの皆さんがすごく仲良くてびっくりしました。僕はずっと1人だったから、警察チームに入りたかった」と撮影現場の雰囲気を明かす。木村も「同年代が多くてみんなでワイワイしながら楽しく撮影してますね」と打ち明けた。

安達の「加地くんを愛してほしい」という言葉を紹介した高杉は、「詐欺は犯罪でよくないこと、というのはもちろんですが、そうせざるを得なかった状況が実際にあった。そこにいる加地くんを愛しながら、必死にもがきながら演じました」と撮影当時の心境を述べる。西谷は「安達さんが『今宮がヒーローで、加地くんがヒロイン』と言っていた。本当にその通りで加地くんに近付くとドキドキしてしまいました。本当に2人に惚れ込んで撮った作品です」とアピールした。

「サギデカ」はNHK総合で8月31日に放送スタート。毎週土曜21時からオンエアされる。

土曜ドラマ「サギデカ」(全5話)

NHK総合 2019年8月31日(土)スタート 毎週土曜 21:00~21:49
BS4K 2019年8月28日(水)スタート 毎週水曜 19:50~20:39

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