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重松清の短編小説をもとにした本作は、高校野球部で“赤鬼先生”と呼ばれていた教師・小渕隆と、かつての教え子で余命半年のゴルゴこと斎藤智之の再会を描いたヒューマンドラマ。昨日6月14日に初日を迎えた。
それぞれの撮影エピソードで盛り上がるキャストたち。「今再会したい人はいますか?」と司会者に尋ねられると、堤は中学野球部に所属していたときの監督を挙げる。「2カ月前に亡くなられて。まだ生きていたら劇場で観てくれたと思う」と話す堤は、演じるにあたって兼重に同監督のことを話しており、モデルにもしていたという。そして本作に対して「ここに登壇していない野球部の若い連中とずっと一緒にいて、それが1つの作品になるというのも加味して感動しました」と述べ、現場をともにした俳優陣に思いを馳せた。
終盤には“公開記念始球式”を実施。司会者の「プレイボール」という掛け声に合わせて堤がボールを投げ、キャッチした観客が舞台上でキャスト陣のサイン入りボールをプレゼントされる。堤が観客に「竜星くんのファン? 握手してもらいな!」と誘導すると、横にいた柳楽が握手に割り込んで笑いを誘う場面も。
最後には兼重が「僕の先生と言える先輩監督から『目に見えることがすべてじゃない、目に見えないものを映像にするんだ』と教えていただき、それをいつも思いながら撮っています。本作は前半で劣等感を、そのあとは夢や思い、最終的に愛を描きました。目に見えない空気感を皆さんに感じてお帰りいただけたら幸せです」と思いを伝える。柳楽は「堤さん、ハグしてもらってもいいですか?」とリクエストし、ハグを交わすと感極まってしまった様子。堤も「バカ野郎!(笑)」とツッコミを入れながら感極まってしまい、「若い人たちとお仕事をして成長できました。皆さんに広めていただいて、少しでも多くの人に観てもらいたいです」と話して舞台挨拶を締めた。
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堤真一の映画作品
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堤真一と柳楽優弥がハグで感極まる、始球式も実施?「泣くな赤鬼」舞台挨拶
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