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本作はマリネラ王国の皇太子・パタリロが巻き起こす騒動を描いた2.5次元ミュージカルコメディ。この日は「~全部見れます!映画!舞台!舞台!~『パタリロ!』オールナイト上映会」と題し、最新作の上映に加え、「舞台『パタリロ!』」「舞台『パタリロ!』★スターダスト計画★」の生コメンタリー付き上映、計5回の舞台挨拶で「パタリロ!」を堪能できるイベントが行われた。
まず壇上に姿を現した小林は、客席に向かって深々と頭を下げる。映画化発表ののち、キャストの青木玄徳が活動停止していたことで、公開が危ぶまれていたことから「去年の今頃はこの映画が公開できるとは思ってませんでした」と挨拶。そして「誰もが絶対に無理だと思っていたんですが、すごくいろんなことがあり、奇跡的に公開できることになりました。本当にありがとうございます」と客席に呼びかけた。
MCを務める小林の呼び込みにより、加藤、佐奈、魔夜が登場。22時開演という遅いスタートに、魔夜は「こんな遅い時間にお客さんが集まってくれるのかと心配してましたが……」と満席の場内を見渡し「よっぽど暇なんでしょうね」と、約1000人の応募から選ばれた500人の観客に向けてさっそく毒を飛ばす。「まとめて『パタリロ!』を観ていただけるのは、うれしいような、苦しいような。ぜひ楽しんでください」と続けた。同じく集客に不安があった加藤は、「パタリロ!」のLINEグループで宣伝を呼びかけたという。
謎の美少年マライヒ役の佐奈は、映画の舞台挨拶が初めてらしく「すごい……こんなポップコーンの香ばしい匂いは初めて。ワクワクしてます」と映画館ならではの雰囲気に興奮気味。全身を使って「パタリロが大好きなんです、パタリロを愛しているんです」と今日の開催を喜び、「本当に祝公開なんです。皆さんの愛を感じられる日にしたい」と投げキッスを贈って黄色い歓声を浴びる。
小林が「スベってたら『スベった!』って野次飛ばしてください」と鑑賞方法を指南し、加藤も「心の声をダダ漏れにしていただきたい」と同意。魔夜は「寝てもいいんです。うまい噺家の噺は寝ます。だからこの映画で寝られるかどうか」と小林の手腕を試すような発言も。さらに舞台版と比較し「大きくは変わってません」と断言し、「舞台をちょっと映画っぽくしただけですから、あまり期待しないほうがいいかもしれません」と言いたい放題述べ、笑いを誘った。
「映画を客観的に観れなかった」という加藤は「僕、エゴサーチが大好きなんです。皆さんの反応がすごい気になるのでぜひ感想をTwitterとかでつぶやいてください。なんでもどんと来いです」と期待を寄せる。加藤の「映画ならではの表現もちゃんとある。こんなでっかいスクリーンで観れるなんて信じられない」というコメントを受け、魔夜は「アニメもあり、CGもあり。最後の諒くんが……」とまさかのネタバレ発言。小林は「なんで言っちゃったの!? しかも本当に最後のやつ」と嘆いたあと、吹っ切れていた。
フォトセッションでは、タマネギ部隊の仮面を被った500人の観客と一緒に記念撮影。魔夜は「皆さんは一応、タマネギ部隊の所属ということになります。殿下からも拡散するように命令しないと」とお願い。そして加藤が「今日のこの写真……みんなTwitterで拡散しろお!!」と叫び、1回目の舞台挨拶の幕を引いた。
「劇場版パタリロ!」は6月28日よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国順次ロードショー。
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加藤諒の映画作品
リンク
- 「劇場版パタリロ!」公式サイト
- 「劇場版パタリロ!」予告編
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