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西加奈子の同名小説を映画化した本作の舞台は、小さな温泉街。小学5年生の主人公・慧(さとし)が、不思議な魅力を持つ転入生・コズエとの出会いをきっかけに大人へと近付いていく姿が描かれる。山崎が慧、新音がコズエを演じた。
3月15日に中学を卒業した山崎は、本作の撮影が行われた2018年を振り返り「とても大事な1年間でした。主演をやらせていただいて、これからの俳優人生の糧になったんじゃないかなと思います」とコメント。慧の父・光一役の草なぎは「いやあ、立派だね! 卒業おめでとうございます」と“我が子”の成長ぶりに目を細める。続けて草なぎは「僕のほうが全然歳上なんですけど、山崎くんと新音ちゃんにはたくさん学ばせてもらいました」と感謝。さらに、慧の母・明美を演じた須藤に向き直り「須藤さんにもたくさん学ばせていただきました」と述べ、鶴岡にむけて「監督からも……」と続けようとすると、観客から笑い声が上がった。
タイトルにちなみ「これから何をまいていきたいか」と問われた登壇者たち。鶴岡は「この作品が公開されていることが今の自分を形成しているので、『まく子』をまいていきたいです」とほほえむ。娘が春から中学に進学する須藤は「子育て世代の母親たちに『がんばろう!』という気持ちをまきたい」、新音は「作品を通して幸せや感動をまきたいです」と語った。山崎は「笑顔をたくさんまいていきたい。高校に入って知らない人がたくさんいると思いますが、笑顔を振りまいて仲良くできたらなと思います」と抱負を述べる。「元気と笑いをまいていきたい」と回答した草なぎは、MCから元気の秘訣を問われると「こういう場に立つことです。刺激ももらえますし、舞台の上に立つと生活が正されますからね。昨日も『舞台挨拶があるからな』と思って早く寝ました!」と笑いながら明かした。
最後に山崎は「鶴岡監督を始め、共演者とスタッフ全員で心を込めて作った作品です。コズエのまいていった幸せがどれだけ皆さんに伝わったか、ご家族とご友人の方にぜひ話していただきたいです」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
「まく子」は全国で公開中。
※山崎光の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
※草なぎ剛のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記
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山崎光の映画作品
リンク
- 「まく子」公式サイト
- 「まく子」予告編
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