映画「
「BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-」は、女体化した極道3人がアイドルグループ・ゴクドルズとしてデビューし、葛藤を抱えながらも成長していくさまを追うコメディ。整形で女体化する前のやくざに白洲、柾木、花沢、女性となった3人に岡本、松田、坂ノ上が扮した。
白洲は撮影前から柾木と花沢と良好な関係を築けたことを明かし「自然と僕が“兄貴”で、2人とは兄弟みたいな関係だった」と述懐。現場で印象に残っていることを問われた柾木は「撮影初日に、血だらけになったので男性陣でお風呂に入ったんです。シャワーだけかと思ったらまさかの大浴場で(笑)。裸の付き合いができたおかげで、より仲良くなったのかも」と楽しげに振り返る。
岡本は「みんな口が悪くなるくらい男っぽいお芝居をしてたので、女優であることを忘れて男性に近付いていった2カ月でした」と現場を回想。それぞれが互いの仕草を学ぶ時間も設けられたそうで「私、白洲さんの癖に1つ気付いたんですけど、お酒を飲むときにグラスを持つ手の手首を(奥から)返すんですよ」と説明する。自分の撮影がないときも現場で男性キャストを観察し、撮った動画を自宅で見ながら役作りに徹したという。
1960年代後半から70年代にかけて隆盛した東映ピンキー・バイオレンスの流れを意識して製作された本作。白洲が「宣伝では強く打ち出していますけど、撮影当初はそこまで意識してませんでした」と告白し、原に「そのつもりありました?」と尋ねる場面も。原は「企画を最初に聞いたときは革新的だと思った。70年代の東映にもそういったイメージがあったので。でも現代によみがえらせるなら、伝統を踏まえていないと意味がない」と述べ、監督することへのプレッシャーがあったことを明かす。白洲は「そこに並べていただけるなら本当に光栄です」と期待を寄せた。
最後に原は「任侠、アイドル、とにかくいろんな要素がてんこ盛り。俳優部が大変な作品は当然スタッフも大変になってくるんです。大変だあと思いながら、答えが見えないで苦しんでいるときに俳優部やスタッフのみんなが答えを見せてくれる。日本映画の現場の底力を感じました。可能性しかない若者とご一緒できて本当に楽しい現場でした」とコメント。そして白洲と岡本の「極上アイドル!」を合図に、会場一体となって「ゴクドルズ!」と声を上げ、イベントは幕を閉じた。
同じキャストによるドラマ版「BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-」は、MBSで2月17日、TBSで2月19日よりオンエア。
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