第43回エランドール賞の授賞式が本日2月7日に東京・新宿京王プラザホテルで開催された。
1956年にスタートしたエランドール賞は、日本映画テレビプロデューサー協会が選出した優れた映画、テレビ作品のキャストやプロデューサーを表彰するもの。授賞式には新人賞に選ばれた「走れ!T校バスケット部」などの
志尊は「役者として役に向き合う責任。主演をやらせていただく責任。そしてもっとも感じたのは僕個人として責任を負うということを学んだ1年でした」と2018年を述懐。新人賞の受賞に「これからの自分に何ができるのか?」と考えたそうで「僕にできることは今までどおり感謝の気持ちを忘れずひたむきに、役と誠心誠意向き合うこと。今後も一生懸命がんばります」と決意の表情を見せた。お祝いのゲストとして「半分、青い。」で共演した
葵は「昨年は私自身のドラマもあった1年」と振り返る。「出会う人皆さんに育てていただき、今日まで走ってこれた。この賞をいただき改めて周りの方への感謝の気持ちが湧いた。それを少しずつでもお返ししていけたら」としみじみ。続いてNHK連続テレビ小説「わろてんか」 で葵と共演した
「スマホを落としただけなのに」など、映画やドラマに多数出演し2018年にブレイクを果たした田中は、最近、携帯電話の連絡先がすべて消えてしまったときのエピソードを披露。「俳優はブレイクしたら人が変わる」という与太話を「自分としては何も変わっていない」と否定しながら、「そのときに昔から仲良くしているプロデューサー数人と改めて連絡を取ったんです。そしたら全員から『売れたら変わったな』『態度変わるんだな』と言われて」と苦笑い。「俺でも言われるんだ!と驚きましたが、僕は何も変わってません。これからもどんどん上から(目線で)言っていただけると助かります。この賞を励みにがんばります」とアピールした。そして「おっさんずラブ」で演出を担当した
永野は「どの作品も私の中で輝き続けています」と、芸能界に入った小学3年生のときから関わった作品のすべてに感謝の気持ちを述べる。お祝いには「半分、青い。」で相手役を演じた
中村は長い下積み時代を振り返り、ある先輩から言われた「お前は何になりたくて、どうしたいんだ?」という言葉を思い返す。「僕はこの仕事が好きで、少しでもいい芝居をして、少しでもいい作品を作って、観てくれるお客さんの人生が豊かになるような、勇気や元気が出るような、そういう体験をしてもらいたい。毎回思い悩んでたどり着くのはこんな思いでした」とコメント。「もしやりたいこと、叶えたいこと、追いかけてることに対して、炎が消えかけている人がいたとしたら、僕みたいな人間でもここに立てたという事実が、その人にとっての薪や燃焼剤になればいいなと思います」と真摯に語った。
そしてサプライズで中村の事務所の後輩である
特別賞を獲得した「万引き家族」の製作チームからは、監督の
また新人賞の受賞者として再び登壇した松岡は、是枝と三谷幸喜の作品に出ることが高校生の頃からの目標だったと話す。「万引き家族」とスペシャルドラマ「黒井戸殺し」に出演したことでその夢が叶った2018年を「夢のような1年でした」と述懐。「私が大好きなお二人にも、まだ出会ったことのない監督さんにも愛される、『〇〇組といえば松岡だね』と言われる女優さんになりたいなと思っています。人としても女優としても精進してまいりたいです」と思いの丈をつづる。そして松岡が出演したドラマ「コウノドリ」の原作者・
授賞式にはそのほかプロデューサー賞を獲得した「
第43回エランドール賞 受賞作品・受賞者
プロデューサー賞
映画テレビ
勝田夏子「半分、青い。」
プロデューサー奨励賞
映画テレビ
三輪祐見子、貴島彩理、神馬由季、松野千鶴子「おっさんずラブ」
特別賞
「
アクターズセミナー受賞者
島丈明、梛野里佳子、林大樹、東野絢香、牧田哲也
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