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津田が脚本を執筆して映画初監督を務め、鈴村が実写映画初主演を飾った本作は、鈴村が総合プロデューサーを務める即興劇「AD-LIVE」の舞台裏をドキュメンタリータッチで描くもの。本作が受け入れられるか不安だったという津田は、会場に沸き起こった盛大な拍手に安堵の表情を浮かべていた。
鈴村は、「津田さんの視点から見た『AD-LIVE』」という世界観を大事にするため、演出には一切口出ししなかった」と語る。さらに「プロットが津田さん語で書かれているんです。独特で読み解くのが大変でした。バチバチに思いは感じるんですけど、津田さんワールドがさく裂していたので、このプロットを僕が映像化しろと言われても無理でした」と述べ、津田を苦笑させた。本作のコンセプトを問われた津田は「『AD-LIVE』の魅力を伝えたいということがありました。あと、鈴くんが丁寧に丁寧に作り上げてきた作品を汚してはいけないという使命もありました。その割りには無茶しましたけど(笑)」と述べる。続けて2人は、撮影中の裏話や「AD-LIVE」の魅力についてトークを重ねた。
終盤には、一般公募されたアドリブワードが複数入ったバッグを渡された2人。バッグの中から引いた言葉は必ず使用しなければならないルールとなっているため、2人は各自のタイミングで引いた言葉を駆使して挨拶を述べる。津田は「出演者やスタッフ、劇場に足をお運びくださる皆さん、すべての力が結集して本作ができたんだなと思います。引き続き『AD-LIVE』のすべてを応援してくださればうれしいです。初日を迎えて僕は今こう思います。“あ! やばい”」とコメントした。
鈴村は「本当に皆さんには“無理はしない!”程度に劇場に何度も足を運んでいただければと思います。津田さんの思いにしっかり乗ることができて、プレッシャーもなく導いていただきました。津田さんという存在は“夢か幻か”わからないぐらいすごい人。皆さんが来ていただかないと映画はただの映像。映像が作品に変わるために、皆さんには“太っ腹~”と言われるぐらい何度でも来ていただければと思います」と呼びかける。そして「この映画と『AD-LIVE』で皆さんに出会えた思い出、記憶、経験をすべて“蓄える”ことで、これからも『AD-LIVE』を素敵なものにしていきます」と多数のアドリブワードを使い、満足げな表情を浮かべた。
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津田健次郎と鈴村健一、映画「AD-LIVE」初日にアドリブワードを駆使して挨拶 - 映画ナタリー https://t.co/trfyk01dri