声優・鈴村健一が総合プロデューサーを務める90分の即興劇「AD-LIVE(アドリブ)」が、2018年に10周年を迎えた。
このたびステージナタリーでは、鈴村と多彩なキャストが積み重ねてきた10年間の歩み、多くのファンを魅了してやまない「AD-LIVE」の秘密に迫るべく、総合プロデューサーの鈴村、「AD-LIVE 2016」から演出チームとして参加している浅沼晋太郎、川尻恵太の3人にインタビューを実施。3人は「AD-LIVE」のメインキャストのマストアイテムである“アドリブバッグ”を肩にかけ、”アドリブワード”を巧みに駆使しながら、普段知ることができない「AD-LIVE」の舞台裏を明かした。
取材・文 / 興野汐里 撮影 / 須田卓馬
2008年
- 「鈴村健一の超人タイツ ジャイアント 微妙にスケジュールがあいませんでした ~SAKURAI~」
- 「鈴村健一の超人タイツ ジャイアント 微妙にスケジュールがあいませんでした ~IWATA~」
- 
							キャスト:鈴村健一、岩田光央、櫻井孝宏 「AD-LIVE」の源流となった記念すべき第1弾。ドラマCD「CDとネタ男~69番地の朝日~」の発売記念イベントとして、観客に事前に内容を知らせず開催し、話題となる。開演して初めて演劇だとわかり、終演後にすべてアドリブだったと知った観客からは驚きの声が上がった。当初、ドラマCDのキャストである鈴村健一、岩田光央、櫻井孝宏の3人で公演を行う予定だったが、スケジュールが合わず、そのまま公演名となった。 
2011年
- 「鈴村健一の超人タイツ ジャイアント 微妙にスケジュールがあいませんでした ~再会・SAKURAI~」
- 「鈴村健一の超人タイツ ジャイアント 微妙にスケジュールがあいませんでした ~再会・IWATA~」
- 
							キャスト:鈴村健一、岩田光央、櫻井孝宏 ドラマCD「CDとネタ男~ザ・フロンティア~」の発売記念イベントとして開催された第2弾。前回に引き続き、鈴村健一、岩田光央、櫻井孝宏の3人が出演。しかし、またしてもスケジュールが“微妙に”合わず、1日目は鈴村と岩田、2日目は鈴村と櫻井という組み合わせで公演が行われた。 
2012年
- 「鈴村健一の超・超人タイツ ジャイアント ~ついにスケジュールがあいました 2012・秋~」
- 
							 「鈴村健一の超・超人タイツ ジャイアント ~ついにスケジュールがあいました 2012・秋~」より。©︎超・超人タイツ ジャイアント製作委員会 キャスト:鈴村健一、岩田光央、櫻井孝宏 サブキャスト:山村真也、横島裕 アドリブ演奏:宇田隆志 “ついに”鈴村健一、岩田光央、櫻井孝宏のスケジュールが合致した本公演は、ドラマCDの発売記念イベントではなく、初めて“アドリブ舞台”として行われた。3人に加え、サブキャストとして山村真也と横島裕が出演。この際のサブキャスト起用が、現在の彩-LIVE(いろどりぶ)の原型になっている。また、劇中音楽が宇田隆志によるアドリブ演奏となったことも注目ポイントの1つだ。 
2014年
- 「AD-LIVE 2014」
- 
							 「AD-LIVE 2014」より。©︎超・超人タイツ ジャイアント製作委員会 キャスト:鈴村健一、岩田光央、小野大輔、梶裕貴、櫻井孝宏、福山潤、宮野真守、森久保祥太郎 サブキャスト:向山智成 アドリブ演奏:宇田隆志 「Next Stage」をテーマに、公演規模を拡大。東京と大阪で公演が行われたほか、新たなキャストも加わって、公演名も現在の「AD-LIVE」に改められた。第1弾“アドリブ舞台”をリメイクし、地球最後の日に偶然出会った2人の物語が展開。さらにこの公演には、現在の彩-LIVEのメンバーである向山智成がサブキャストとして初登場した。 
2015年
- 「AD-LIVE 2015」
- 
							 「AD-LIVE 2015」より。©︎AD-LIVE Project キャスト:鈴村健一、岩田光央、岡本信彦、小野賢章、梶裕貴、釘宮理恵、櫻井孝宏、下野紘、谷山紀章、津田健次郎、名塚佳織、浪川大輔、福山潤 サブキャスト:向山智成 アドリブ演奏:宇田隆志 公演会場を3会場に拡大。総勢13人のキャストが出演し、女性声優陣が初登場した。物語の舞台は、友達が欲しいお客様に最適な人を紹介するトモダチファクトリー。トラウマを抱えながらも友達を作りたいと願う2人が、さまざまな試練を乗り越えながら友情を育むストーリーが紡がれる。鈴村は、トモダチファクトリーのスタッフ役として、キャラクターの年齢や性格を回ごとに変更しながら全公演に出演した。 
2016年
- 「AD-LIVE 2016」
- 
							 「AD-LIVE 2016」より。©︎AD-LIVE Project キャスト:鈴村健一、浅沼晋太郎、小野賢章、梶裕貴、釘宮理恵、下野紘、高垣彩陽、寺島拓篤、中村悠一、福山潤、堀内賢雄、森久保祥太郎 サブキャスト:犬飼若博、大堀こういち、川本成、小山めぐみ、竹井亮介、西山宏幸、廣瀬詩映莉、松本寛也、諸岡立身、安田ユーシ、山岸拓生、外崎友亮、向山智成 アドリブ演奏:宇田隆志 演出:浅沼晋太郎、川尻恵太 浅沼晋太郎と川尻恵太が演出として参加。会って伝えたいことがある相手の心にダイブし、深層心理の世界に入っていくという設定のもとにドラマが展開していく。事前にメインキャストへ知らせずに、突然サブキャストを投入する演出や、「AD-LIVE」初となる女性同士による組み合わせの公演、ベテラン声優の堀内賢雄が参加したことでも注目を集めた。 
2017年
- 「AD-LIVE 2017」
- 
							 「AD-LIVE 2017」より。©︎AD-LIVE Project キャスト:鈴村健一、蒼井翔太、浅沼晋太郎、関智一、高垣彩陽、津田健次郎、てらそままさき、豊永利行、鳥海浩輔、中村悠一、羽多野渉、森久保祥太郎 彩-LIVE:猪狩敦子、小山めぐみ、渋木のぼる、砂川禎一郎、辻本耕志、廣瀬詩映莉、向山智成 アドリブ演奏:宇田隆志 演出:浅沼晋太郎、川尻恵太 全公演、異なる世界観・異なるシナリオという意欲作。メインキャストには事前に基本的なキャラクター情報と関係性しか知らされず、“ヒミツ”と題した新たな設定がリアルタイムで追加されるシステムを導入。また彩-LIVEと改称したサブキャストも多数出演した。 
2018年
- 「AD-LIVE 2018」
- 「AD-LIVE 10th Anniversary stage ~とてもスケジュールがあいました~」
- 
							企画立ち上げから10周年を迎えた「AD-LIVE 2018」のコンセプトは“究極のアドリブ”。これまでのA・Bキャスト2人を主体とした公演に加え、6人の出演者が繰り広げる特別公演「AD-LIVE 10th Anniversary stage ~とてもスケジュールがあいました~」も行われる。 
次のページ »
				鈴村健一×浅沼晋太郎×川尻恵太インタビュー 
 
- 
					- 2018年9月15日(土)・16日(日)、
 22日(土)・23日(日・祝)※公演終了 埼玉県 三郷市文化会館
- 2018年10月6日(土)・7日(日)※公演終了 神奈川県 横須賀芸術劇場
- 2018年10月27日(土)・28日(日) 大阪府 メルパルク大阪
 - 出演
- 
							9月15日(土):寺島拓篤、中村悠一 9月16日(日):関智一、福圓美里 9月22日(土):蒼井翔太、岩田光央 9月23日(日・祝):梶裕貴、羽多野渉 
- 
							10月6日(土):石川界人、鳥海浩輔 10月7日(日):櫻井孝宏、前野智昭 
- 
							10月27日(土):小野賢章、下野紘 10月28日(日):浅沼晋太郎、津田健次郎 
- 
							※鈴村健一は埼玉、神奈川、大阪公演の全公演に出演。 
 
- 2018年9月15日(土)・16日(日)、
 
- 
					- 2018年11月17日(土)・18日(日) 宮城県 ゼビオアリーナ仙台
 - 出演
- 
							11月17日(土) 
 蒼井翔太、浅沼晋太郎、梶裕貴、下野紘、寺島拓篤 / 鈴村健一11月18日(日) 
 岩田光央、小野賢章、櫻井孝宏、鈴村健一、森久保祥太郎 / 浅沼晋太郎
 
※全公演、ライブビューイング開催。チケット発売中。
2018年10月22日更新




 
             
             
             
             
             
            




 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                    