「バナナフィッシュ」誕生の瞬間、若きサリンジャーが原稿破りまくる映像到着

1月18日に封切られるニコラス・ホルトの主演作「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」より、本編映像の一部がYouTubeにて公開された。

生誕100周年を迎えた作家J・D・サリンジャーの半生と唯一の長編小説「ライ麦畑でつかまえて」の誕生秘話を描いた本作。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のホルトがサリンジャーを演じた。映像は短編集「ナイン・ストーリーズ」に収録された1編「バナナフィッシュにうってつけの日」誕生の瞬間を捉えたもの。主人公シーモア・グラースが拳銃自殺をするまでの1日を描いた本作は、当時29歳のサリンジャーが1948年1月31日にニューヨーカー誌で発表した作品だ。戦争体験のトラウマから抜け出すために東洋思想に傾倒していた彼が、導師の助言通り、瞑想の合間に原稿を書いては破り捨てるシーンとなっている。

「大統領の執事の涙」の脚本を手がけたダニー・ストロングが監督を務めた「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」は、東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。