「ケアニン」モデルの介護施設に密着したドキュメンタリー公開、戸塚純貴も参加

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神奈川県藤沢市の介護施設・あおいけあに1年間密着したドキュメンタリー「僕とケアニンとおばあちゃんたちと。」が完成。戸塚純貴がナレーションを務めていることがわかった。

「僕とケアニンとおばあちゃんたちと。」ポスタービジュアル

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“ケアニン”とは、介護や看護、医療にリハビリなど、人のケアに関わり、自らの仕事に誇りと愛情、情熱を持って働いている人々を総称した造語。同施設は、新人介護福祉士の成長を描いた戸塚の主演作「ケアニン~あなたでよかった~」のモデルとなった場所だ。“小規模多機能型居宅介護”をうたい、これまで「通い(デイサービス)」「訪問(ヘルパー)」「泊まり(ショートステイ)」のようにバラバラだった在宅介護を1つの事業所で提供。家庭的な雰囲気の中で、老人の1人ひとりを尊重したケアを行っている。

戸塚純貴

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「ケアニン~あなたでよかった~」の撮影前に、あおいけあを訪れていた戸塚は「自分が思っていた介護の少し硬いイメージやシステムは存在しておらず、衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。普段通りお家にいるような感覚で過ごして欲しいという考え方がそこにはあり、自分もおばあちゃんの家に遊びに行った時の気持ちになっていました」とコメントを寄せた。

監督は大阪芸術大学映像学科の卒業制作として「ヘイトスピーチ」を撮り上げた佐々木航弥。プロデューサーから「すごい施設があるからドキュメンタリーを撮ってくれないか」と依頼された佐々木が、カメラを片手に1年にわたる密着取材を敢行した。

「僕とケアニンとおばあちゃんたちと。」は2019年初春に公開される予定。

戸塚純貴 コメント

映画「ケアニン」は、介護や福祉に未知の俳優戸塚純貴を介護士として作り上げてくれただけでなく、一個人としても福祉を考えるきっかけをくれた僕にとってかけがえのない作品です。
監督の佐々木君は同郷で同じ歳。僕があおいけあへ研修に行った際には、既にじいちゃんばあちゃん達と仲良くなっているほど足しげく通いカメラを回していました。
今回ナレーションを務めさせて頂けることは嬉しさとその反面、身が引きまる思いです。あおいけあでは自分が思っていた介護の少し硬いイメージやシステムは存在しておらず、衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。普段通りお家にいるような感覚で過ごして欲しいという考え方がそこにはあり、自分もおばあちゃんの家に遊びに行った時の気持ちになっていました。入居者の方々と一緒にご飯を食べ、お話の中から僕の知らないことをたくさん教えてくれました。学ばさせて頂いたのです。
介護する人、される人という関係性ではなくお互いがケアし合う関係がそこにはあって、介護福祉士という言葉は堅苦しいから「ケアニン」と呼ぶ。その意味を少しわかった気がしました。
本作は、そのケアニンの本当の意味と映画「ケアニン」の中では描ききれなかった部分、全てが映し出されています。だからこそ目で見た入居者さんと、耳で聞いたこと、感じた想いを言葉にのせてリアルをしっかり伝えられたら嬉しいです。
福祉について家族について考える、それは生きている上で誰もが通る道。自分なら何ができるかを考えるというきっかけになってくれたら幸いです。この作品が沢山の方々に届きますように。

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2018年12月18日
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