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「BE-BOP HIGHSCHOOL」で知られるマンガ家・きうちかずひろが、木内一裕名義で発表した小説「アウト&アウト」を自ら映画化した本作。遠藤扮する元ヤクザの探偵・矢能政男と、白鳥演じる小学生の少女・栞がパートナーとなって事件に立ち向かう。
遠藤は「30代の頃に単館の映画でお客さんが4名だったことがあります。今日はこんなにたくさん来ていただいてありがとうございます」と深く感謝した。白鳥は「今日は『アウト&アウト』の誕生日のようなもの。撮影中のことを思い出して……なんか私お母さんみたい。でも私まだ8歳だったね!」とユニークなコメントで周囲を脱帽させる。遠藤はすかさず「立派!」とメロメロな表情で白鳥に向かって親指を立てた。
さらに白鳥は、劇中で竹中扮する情報屋に“しおりん”と呼ばれていたことから「“しおりん”1つでも、数えられないほどパターンがあってすごいと思いました!」と竹中の演技パターンに驚愕。50歳以上離れた相手に褒められ、竹中は体をクネクネさせながら「本当? 無意識にいろんなことやってるんだ、俺。ありがとう!」と目尻を下げる。白鳥と“友達みたいな関係”になれたという遠藤は「普段、女を振りまくのが好きじゃないんだもんね? 俺にはそういうの必要ないから楽だったでしょ?」とさながら同級生のように話しかけ、白鳥も「気軽にしゃべりかけられるから(楽だった)!」と大きくうなずいた。
終始にこやかな遠藤の姿に、岩井は「(撮影では)遠藤さんの顔を見てるだけでちびりそうなくらい怖かった。でも話してみるとお父さんみたいに優しいんです」と本音を漏らす。また要は初のきうち組を楽しんだようで「これからもご縁があったらお会いしたい」と望みつつ「監督のインタビューを読んだら『遠藤憲一と場外乱闘!』みたいに書いてあって、現場がピリピリしていたのをあとから知りました。僕がいたときはほんわかしていたので(笑)」と言及する。
それを受け、遠藤は「僕が現場でいろいろアイデアを出す癖があって。そうしたら撮影3日目に監督から『自分の撮りたい画を撮らせてくれ!』って怒られちゃって。でもその情熱がすごかった」と述懐。きうちは「もともと遠藤さんが出てくださらないなら、この企画はなかった。でもタイトなスケジュールの中、こちらも妥協できないという葛藤があったので」と真剣勝負で向き合っていたことを伝える。そして「できあがった作品を遠藤さんが気に入ってくださったのでこちらとしてはハッピーでした」と述べて一同を安堵させた。
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「アウト&アウト」遠藤憲一と竹中直人が子役の白鳥玉季にメロメロ&クネクネ(写真16枚)
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