ドラマ「ハラスメントゲーム」の完成披露試写が本日10月10日に東京都内にて開催され、記者会見にキャストの
「ハラスメントゲーム」は、企業のコンプライアンスを題材とした作品。スーパー業界大手老舗会社・マルオーホールディングスのコンプライアンス室長である秋津渉を唐沢、コンプライアンス室に所属する高村真琴を広瀬アリスが演じる。
パワハラ、セクハラ、マタハラといったさまざまなハラスメントが登場する本作への出演にあたり、唐沢は「昭和生まれなので、ほとんどのハラスメントに引っかかりながら暮らしています。なんとかこの番組のオンエアが終わるまでは捕まらないで逃げ切るため、皆さんのお力でもみ消していただきたい」とマスコミ陣に協力を仰いで笑いを起こす。続いてマルオーホールディングス3代目CEO・丸尾隆文役の滝藤も「僕もハラスメントの塊だなと思いました。これからは人様のご機嫌をうかがっていきたい(笑)」と危機感を明かした。
秋津と敵対していく常務・脇田治夫役の高嶋は、ステージ上で広瀬に「現場で全然会えない。大ファンなのに」「今度ムチで打ってみてよ」などと言ったことで、唐沢から「それがハラスメントなんだよ!」とあきれられる。「あまりハラスメントを気にしたことがない」とあっさり話す広瀬だが、秋津のような人物に相談したいことを聞かれると「この記者会見……。こんなに爆笑したのは初めて。もっと真面目な感じでやれたらなと思った」と笑いながら答えた。
マルオーホールディングスの顧問弁護士・矢澤光太郎役の古川は、現場の雰囲気を聞かれると「広瀬さんは僕にハラスメントしてきます。昨日も『赤ちゃんだ』と言って子供扱いしてきて……」と告発。すると、その場に居合わせたという唐沢が「笑ってごらん? ほら、顔が赤ちゃんみたいだって話になったんだよね。でも古川くんは『俺のほうが7個歳上だぞ』なんて言うから、それのほうがセクハラだぞ!って」と証言する。そこで高嶋が「赤ちゃんプレイがしたいんでしょ」と口を挟んだことで、唐沢は「あの人からマイク取り上げてもらっていいですか」と嘆いていた。
イベントではクイズ形式でさまざまなハラスメントを紹介。社長失脚を狙う取締役・水谷逸郎役の佐野は、アルハラことアルコールハラスメントにまつわる思い出を聞かれ「昔は松田優作さんや桃井かおりさんに呼び出されてずっと飲んでましたね。それは当然のことと思って楽しかったんですけど、今自分がそういうことをできるかと言うと……。こういう現場が終わって『また集まろう』なんて言うけど、若い人たちは嫌がってるのかも」と考え込む。そこで唐沢が「俺、若い俳優をLINEでメシに誘ったりするけど、既読スルーされるよ。けっこう有名な俳優だけど……」と発言し、登壇陣をひやりとさせた。
ラブハラことラブハラスメントに関してコメントを求められた古川は「こういう仕事をしていると『古川さんも30歳ですが、ご結婚は?』と取材で聞かれますが、ラブハラになるんじゃないかな」と発言。すかさず唐沢から「何も聞けないから相手にされなくなっちゃうよ。赤ちゃんの雑誌しか出れなくなっちゃう」と茶々が入り、古川は「赤ちゃんじゃないんですよ」と丁寧に訂正した。
本作の監督を務めた西浦正記について質問されると、唐沢は「細かい演出にすごく助けられていて、作品全体が西浦さんの世界になっている。すごくいい監督だと思う」とまとめる。しかし高嶋が「一言言い忘れた。西浦監督が突然僕に『実は大学で、谷崎潤一郎をベースにしたSM関係の論文を書いたんです』って宣言してきて、気が合うなと思った」と付け足したことで、唐沢は「そっちを先に言わせりゃよかったな……」とうなだれてしまう。最後には脚本を担当した井上由美子からのメッセージが代読され、「失言だらけのおじさん・秋津と懲りない登場人物たちの物語が、ささやかなヒントになればうれしいです。働くこと、人と付き合うことは、本来とても楽しいこと。そんな気持ちを思い出せる作品にしたい」という言葉が届けられた。
「ハラスメントゲーム」は、テレビ東京系で10月15日以降、毎週月曜22時より放送。BSテレ東では10月19日21時からオンエアされる。
※高嶋政宏の高は、はしごだかが正式表記
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