第81回ニューヨーク映画批評家協会賞でノンフィクション映画賞を受賞した本作の舞台は、米ニューヨークのクイーンズにあるジャクソンハイツ地区。167もの言語が飛び交う同地区で、ワイズマンはあらゆる場所や人にカメラを向けた。
映像の冒頭では“世界で最もカラフルな町”というコピーが映し出され、ラテン音楽を路上で演奏するグループや、レインボーフラッグが掲げられたデモなど、町の風景が切り取られていく。後半には、再開発により立ち退きを迫られる事案や、パンの配給を待つ住民など、ジャクソンハイツが抱える問題も捉えられた。
「ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ」は、10月中旬より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。なお、公開に先駆けてワイズマンの特集上映が、9月1日から14日まで同劇場にて開催される。
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- 「ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ」公式サイト
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- フレデリック・ワイズマン特集 | シアター・イメージフォーラム
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