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3月25日に東京都内で行われた撮影には坂田銀時役の
柳楽は「福田監督に時間とか尺を気にしないでやりたいだけ、悔いのないようにやってと言っていただけた」と述べ、「佐藤二朗さんとムロツヨシさんに負けないようにしないと、という変なポテンシャルというか、誰かを笑わせたいなと思ってました。もともと笑わせたい欲が強いので、今作はフル回転でしたね」と撮影を回想。神楽を撮るシーンについては「好きなようにやってと言われていたシーンだったので。神楽ちゃんかわいいので最高でした(笑)」と楽しそうに語った。
4人での撮影が終わり柳楽が現場を離れたあとも、小栗たちキャストは緊張を緩めない。小栗が菅田のほうに体を寄せながらセリフを確認する横で、橋本は時折目を閉じながら集中力を高めていく。銀時、新八、神楽の3人が金がないことに悩む場面の撮影では、声の張り方に関して福田から橋本に指示が。福田が自らセリフを叫ぶ形で演技指導すると、その大音量に負けじと橋本も大声を上げる。そんなやり取りに、菅田が大笑いするさまも見られた。
本作の撮影を毎回楽しんでいるという小栗。「この現場のコメディシーンはコントみたいなことなので、芝居とは違うなということをいつも感じながら演じています。それをみんなが理解したうえで福田監督のもとみんなで面白いものを探しているというのがこの現場なので、やっぱり面白いです」とコメントした。菅田は「今回万事屋3人のシーンがたくさんできたというのはあるんです」と小栗、橋本との再共演を喜び、「銀ちゃん、神楽とツッコむのが忙しかったですね(笑)。今作は『銀魂』らしさというのが、よりパワーアップしていると思います」と述懐。橋本は「アクションやコメディの緊張感だったり緊迫感というのはあり、楽しく撮影しながらもボケてる側も実はハラハラしながらセリフを言っていたりするので、そういういい緊張感を持ちつつ、でもやはり根底にはファミリー感があり、しっかり楽しみながら演じられているということを感じていました」と笑顔で伝える。
プロデューサーを務める松橋真三は、当初ギャグに重点を置くという案が浮上していたことを明かす。そうしなかった理由を「『銀魂』は笑いだけでなく、アクションや友情といったさまざまな要素が入っているからこそ、いいんじゃないかと思った」と吐露。「美しき侍たちの物語になっていて、男の友情という点でも素晴らしいです。笑いと涙の振れ幅がすごすぎて情緒不安定な作品でもあります(笑)。映画としてどうかという枠を超えた、今の時代のカルチャーを作っている感覚ですね」と映画をアピールした。
小栗、菅田、橋本、柳楽のほか、三浦春馬、窪田正孝、吉沢亮、勝地涼、夏菜、長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシ、キムラ緑子、佐藤二朗、堤真一、中村勘九郎、堂本剛が出演する「銀魂2 掟は破るためにこそある」は8月17日より全国で公開。
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