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久保帯人の同名マンガをもとにした本作は、霊が見えること以外は普通の高校生・黒崎一護が、家族や仲間たちのために悪霊・虚(ホロウ)たちと戦うさまを描くバトルアクション。
一護役の福士は、パネルに映し出された虚を斬魄刀で斬るようなモーションでイベントのステージに登場する。その演出を観た感想を求められた杉咲や吉沢が「素敵でした」「カッコよかったです」と答える中、早乙女は「キュンキュンしました!」と言って笑いを起こした。
巨大な斬魄刀を用いたアクションについて、福士は「ワイヤーに引っかかってしまったりして、刀の長さに慣れるのが難しかったです」と苦労を語り、死神・朽木ルキア役の杉咲は「刀を握ることに慣れている役だったので、練習をたくさんしました」と告白。撮影の合間に福士がアクション指導をしてくれたことも明かした。死神に対抗する種族“滅却師(クインシー)”であるクラスメイト・石田雨竜役の吉沢は、弓状の武器で戦う設定だったことから「僕、剣道を9年やっていて。この映画のお話が来たときは『ついにこの特技を見せられるときが来たぜ』と思ったら……まさかのクインシーっていう(笑)」と残念がる。ルキアの幼なじみである死神・阿散井恋次役の早乙女は「僕は蛇尾丸という伸びる刀を使うんです。実際には伸びないので、伸びている風に操る。そして福士くんは、それにやられている風にウワッと反応する。『俺、今何やってるんだろう?』ってちょっと面白くなってきちゃいました」と笑った。
2016年に撮影を行い、1年以上かけてCG制作を行ってきた本作について佐藤は「1カット1カット、コツコツと作り上げた映画です」と語る。しかし虚を見て驚くシーンの撮影を回想し、杉咲は「ざっくりとした虚のイラストが描かれた紙を、長い棒にくっつけたものを助監督さんが持っていてくださって。それを見てリアクションするのは難しかったです(笑)」と暴露。それを受け佐藤は「ちょっとでも助けになるかなと思って……」と申し訳なさそうに述べた。
男手一つで子育てに奮闘する一護の父・一心役の江口は「僕はアクションなしで、家の掃除をしたり、料理を作ったりしている感じで(笑)」と笑いを誘う。息子を演じた福士は「柔らかく包容力のあるお父さんで、それは撮影をともにしているとき江口さん自身にも感じる部分でした。家族のシーンだけ、ふっと息が抜けて笑えるシーンになっていると思う」と本作の人間ドラマとしての魅力もアピールした。
オススメのシーンを問われた吉沢は、福士と特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」で1号・2号ライダーとして共演していたことから「僕と福士くんは最初敵対していて、だんだん共闘して、距離が縮まっていく。そんな姿は“ある特定のファン”からしたらたまらないんじゃないかな」とニヤリ。「それこそ、2人で背中合わせで戦うところなんかは……特撮ファンからしたらもう……(笑)。それは、キャスティングを聞いたときから思ってました」と続けて会場を沸かせた。
終盤にはキャストたちへ、普通の高校生から死神になってしまう一護の姿になぞらえ「この夏、〇〇から〇〇に変わりたい!」というお題が。普段は海に行かないという福士が「この夏、海に行く!」と宣言したあと、杉咲は「この夏、柔らかいから硬いに変えたいです。うどんにハマってて、手打ちしてるんですけど、コシが足りないから……」と観客を驚かせる。またビール好きの吉沢は「ビールからプリン体ゼロに変えたい」と、ビールが苦手な早乙女は「ビールを飲めるようになりたい」と回答。それを聞いた江口は「いいですね、この夏、みんなで海に行ってバーベキューしてビールを飲んで、コシのあるうどんを食べたりして」とまとめた。
最後に虚・グランドフィッシャーを模した高さ4mの立像が登場すると、それを間近で見た福士は「この距離、怖い!」と大興奮。そして早乙女が静かにグランドフィッシャーをなで「意外と肌の質がいいんだなあ」とつぶやくと爆笑が起こった。
「BLEACH」は7月20日より全国でロードショー。
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