本日4月15日、東京・ときわホールにて「
「U-31」の谷が監督を務めた本作では、馬場演じる山内樹と玉城扮する倉田歩の人生が、ある書類によってつながっていくさまが描かれる。馬場、玉城、根本が所属するトキエンタテインメントの代表取締役・宇都木基至が司会進行を務めた本日のイベント。3人は初っ端から宇都木の司会ぶりをいじり倒し、和気あいあいとした雰囲気の中で舞台挨拶がスタートした。本作への出演について玉城は「淡々と日常を描いた作品に出させてもらうのは初めてでしたし、新鮮で刺激的でした」と述べる。谷とは3度目のタッグとなる馬場は「セリフが少ない中にもドラマが生まれていて、観終わったあとに何か1個引っかかるのが谷監督の映画の好きなところ」と話す。そして、本作を「(玉城と根本の)2人のシーンが交互に描かれていて、2人が僕と言葉を交わしているシーンは描かれていないので、一観客としても違った形で観れて不思議でした」と振り返った。
歩の職場仲間・市宮役の根本は本作の感想を「一番最初にずば抜けて絵がきれいだなと思って。監督の作品は淡々と時間が流れる中、佇まいや風景を通して、その心情を伝えてくれます。家族をテーマに描いているので、誰もに当てはまる。僕も家族のことが大好きなので刺さる映画になりました」と思いを語る。
この3人をキャスティングした理由を問われた谷は「馬場くんとは2本やってるのでもう1本やってみよう、馬場くんを呼ぶなら根本くんも呼ばなくちゃなと。玉城くんは馬場くんとタイプが違うので、対比的に描くと面白いかなと考えました」と明かす。さらに、「僕は映画を1、2年に1本くらいしか撮っていなくて、1本1本が勝負作。(主人公を演じる)馬場くんを通せば、僕の思いがより皆さんに伝わりやすいかなと思った」と信頼を寄せた。それを聞いた馬場が「監督とお客様の仲人みたいなもんですよね!」と勢いよく反応すると、根本が「橋渡しでしょう! なんでくっつけちゃうのよ(笑)」とすかさずツッコみ、会場は笑いに包まれた。
さらにイベントでは、本作に特別協賛している健康食品会社・アサヒ緑健の青汁を使用したオリジナルメニューを考えるコーナー、映画で関口アナムが演じたYouTuber・ササヤマを模して、20秒でボックスからティッシュを何枚取り出せるか競うコーナーなども。クリーム系スープパスタや納豆に青汁をかける料理を提案した馬場は「女性目線で考えました。女性に寄り添う男、それが馬場良馬です!」と言い放つ。根本から「スケベじゃないかよ!」とツッコミが入るも「否定しない!」と堂々と切り返し、客席を大いに盛り上げた。ボックスティッシュチャレンジは「僕はティッシュの神様だよ!」と言いながら挑戦していた根本が圧勝し、玉城は「ササヤマ役のほうがよかったんじゃない(笑)」とコメントした。
最後に馬場は「映画が完成して本当にうれしいです。僕は自分の親や家族に3割増しで優しくしようかなと思いました」と吐露し、玉城は「映画は観てもらって完成するもの。もっとたくさんの人に観ていただけたらと思います」とアピール。谷は「親子の絆がテーマですが、物事に向き合うこともテーマなので、観ていただいて何かに向き合ってもらえたら」とメッセージを伝え、イベントの幕を引いた。
水崎綾女、弓削智久、篠原篤、高崎翔太らもキャストに名を連ねた「一人の息子」は、7月7日より東京・ユーロスペースで1カ月間レイトショー上映された後、ロケ地である群馬を中心に全国で順次公開となる。
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