ドラマ「崖っぷちホテル!」に主演する
「ラストコップ THE MOVIE」の猪股隆一が演出、「約三十の嘘」の土田英生が脚本を手がける本作は、負債総額3億に迫る破産寸前のド底辺ホテルを舞台にしたシチュエーションコメディ。やる気も実力もないスタッフたちに次から次へと破天荒な注文を付ける男・宇海直哉を岩田が演じ、戸田恵梨香がホテルの立て直しに奮闘する総支配人・桜井佐那に扮する。
まず岩田は、総支配人の中村淳から1954年に開業した同ホテルの歴史や、ホテルマンの一般常識といった内容の研修を受ける。ホテルマンにとって一番大切だという“挨拶”のコーナーでは、場面に応じて15度、30度、45度と角度を変えるお辞儀を習う。「おはようございます」「ありがとうございました」と声を出しながら練習する岩田は、取材カメラのシャッター音を聞いて照れ笑いを浮かべた。続いては、エレベーターホールにてベルパーソンの業務を体験。客から荷物を預かり、ボタンでエレベーターを呼んだ岩田は「ちょうど(エレベーターが)下に行ってしまいました(笑)」と言いながら緊張の面持ちでドアが開くのを待っていた。
最後にホテル内のバーにて、ソムリエに教わるワイン研修に参加。客からラベルが見えるようにする瓶の持ち方や、滴が垂れないよう注意が必要なグラスへの注ぎ方といったレクチャーを受ける。最後にスタッフを相手に実践することになると、「失礼します!」とハキハキとした挨拶から入り、見事講習通りの注ぎ方を披露した。
研修後の取材にて岩田は、一番難しかったというワイン研修を「ベルパーソンの動きは、普段から上下関係を重んじる仕事をしているので自然とやっていたんです。でもワイン研修で習ったことは特殊技能というか。家では絶対にあそこまでやらないですよね。栓を開けるにも、家ではただ刺してグッてやるじゃないですか(笑)」と回想。主演ドラマの現場について「僕の役はめちゃめちゃ破天荒で、ちゃんとしていないところがチャーミングなキャラクター。ほかの皆さんはご挨拶の姿勢など心がけていますが、僕の役だけが崩れています(笑)。でも今日こうして(ホテルマンの)基礎を勉強できたことは、役作りに生きますよね」とコメントする。
こういった“研修”の経験を聞かれると、岩田は「バイトとかならいっぱいありますよね。焼き鳥屋で働いていたとき、ビールサーバーの扱い、ビールと泡の配分とかは習いました」と回答。今回習ったことと普段の活動に関して「声を大きくとか、ワインのラベルを見せるとかは、結局おもてなしの心でお客様のためにやっていることなので、なるほどなと思いました。受け取る側の気持ちを考えて発信していくというマインドにおいて普段の活動と似ている」と話す。
また、EXILEや三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEのメンバーでホテルマンに向いているのは?という質問には、EXILE AKIRAと回答。先日EXILE MAKIDAIが情報番組「ZIP!」のパーソナリティーを卒業した際、楽屋で個人的なサプライズを仕掛けたというAKIRAについて「おもてなしの気持ちが誰よりも秀でていると思う先輩。朝めちゃめちゃ早くて、ご自身のお仕事もあるのに、本番終わって楽屋に帰ってきたマキさんを『お疲れ様でしたー!』って驚かせていて、感激しちゃいましたね。EXILEのグループLINEに面白動画が送られてきました(笑)」と尊敬を込めて語った。
「崖っぷちホテル!」は、日本テレビ系で4月15日より毎週日曜日にオンエア。
崖っぷちホテル!
日本テレビ系 2018年4月15日(日)スタート 毎週日曜 22:30~
関連する特集・インタビュー
関連記事
岩田剛典の映画作品
関連商品
リンク
- 「崖っぷちホテル!」公式サイト
- 「崖っぷちホテル!」公式 (@gakehote2018) | Twitter
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ryocin☺︎ @ryocinnn
「崖っぷちホテル!」岩田剛典、研修でホテルマンの“おもてなしの心”学ぶ - 映画ナタリー https://t.co/UN2C45uKcQ