ロカルノ映画祭出品作「枝葉のこと」5月公開、監督の実体験を映画化

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二ノ宮隆太郎の監督最新作「枝葉のこと」が、5月より東京のシアター・イメージフォーラムで公開される。

「枝葉のこと」

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「枝葉のこと」ポスタービジュアル

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第70回ロカルノ国際映画祭、第47回ロッテルダム国際映画祭に出品された本作。何事にも無気力で誰にも心を開かない主人公・隆太郎を通して、現代の家族像と郊外に生きる若者の日常を描く。二ノ宮の実体験をもとにしており、自身が主演を務めた。幼少期を過ごした神奈川・横浜市内を舞台とし、本人の実家や友人宅でも撮影を行っている。

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劇場公開に関して二ノ宮は、「この映画の物語は、自分が幼い頃に一番お世話になった大切な方との実際にあった出来事が題材になってます。昔、その一番お世話になった大切な方と、良い映画を作る約束をしました。約束は果たせたと思っています」と述懐する。そのほか「天然コケッコー」の山下敦弘が「とにかく画面に釘付け。主演の佇まいが“一人初期北野映画”のようだった」と称賛し、間宮夕貴らも推薦のコメントを寄せた。

二ノ宮隆太郎 コメント

この映画の物語は、自分が幼い頃に一番お世話になった大切な方との実際にあった出来事が題材になってます。信頼するスタッフ、キャストが、良い映画を作れる可能性に賭けて集まってくれました。昔、その一番お世話になった大切な方と、良い映画を作る約束をしました。約束は果たせたと思っています。ひとりの人間の人生のけじめの出来事を観ていただけたら幸いです。

山下敦弘 コメント

良いとか悪いとかじゃなく、いろんな説得力に満たされた映画だった。とにかく画面に釘付け。主演の佇まいが“一人初期北野映画”のようだった。

間宮夕貴 コメント

凄い映画を見てしまいました。胸がギューってしめられる作品でした。ドキュメンタリーかと思うほどのリアルなシーンで映画ということを忘れてしまいそうでした。

トニー・レインズ(映画評論家)コメント

こんなにも、何気ない日常の中に潜む心の動乱を巧みに捉えた作品が近年あっただろうか。二ノ宮隆太郎は今、日本の独立系映画においてもっとも目覚ましい成功を収めている。

キム・ヨンウ(釜山国際映画祭ディレクター)コメント

「枝葉のこと」は紛れもなく、今年のアジアのインディペンデント映画においてもっとも優れた作品のひとつだ。長編2作目にして二ノ宮隆太郎は独自のスタイルと世界観を築き上げ、アジアを代表する新鋭監督となったことを称賛したい。

カルロ・シャトリアン(ロカルノ国際映画祭アーティスティックディレクター)コメント

「枝葉のこと」は、監督自身による卓越した演技によって、骨太でありながら繊細な作品となっている。二ノ宮は少しずつ自分自身の殻を破りながら、人々の生活のもろさを浮き彫りにし、同時に敬意を表しているかのようだ。

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