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井浦演じる大麻の売人・草太と、成田扮する全身にタトゥーの入った色情狂・楽人の共同生活を描く本作は、かなたが自身の同名小説を映画化した監督デビュー作品。井浦と成田の2人はクランクイン前の10日間ほど、実際にアパートを借りて同居生活を送ったとか。「やっぱりキスとかしたの?」というかなたの野次に、成田は「そんな墓場まで持っていくような話ここでしませんよ」ともったいぶるような口調で答える。LiLiCoが「でも正直キスぐらいしてると思う」と追及すると、井浦は「キスとかそんなきれいなものじゃなかった。お互いの汚物をきれいにし合ったり……」と振り返り、成田も「それは本当の話です」と同調。そんな2人きりの生活を経て、井浦は「撮影に入る前から関係が始まっていた。だから劇中では僕らの生活がそのまま切り取られています」と解説する。
紗羅と成田は事前にワークショップを行い、2時間ほど手をつなぎ見つめ合ったまま、かなたが見ている前で人生を語り合う時間を設けられたという。紗羅は「絶対誰にも言えないことや感情をお互い話しました」と振り返り、成田も「この作品は自分の根本にある汚い部分を共有しないと成り立たないし、いいものにならないので」と有意義な時間であったことを伝えた。
井浦は約10年前からかなたと縁があり、当時からかなたが映画を撮る際は自身も出演する約束をしていたと回想。「この人とは何かしっかり決着つけたいと思っていた」と打ち明け、「小説ができて、脚本になって、撮影して。映画がゼロから作られていく流れをかたわらで見させてもらって、僕の中では特別な映画です」と感慨深げに述べた。またLiLiCoは登壇者たちのやり取りを見ながら、「本当にみんな仲良し。しかも終わったあともみんなつながってる。いろんな映画を取材してきたけど、こんなにみんなひとつになってるのは初めて」としみじみ。そして劇中で成田と激しい濡れ場に挑んだことに触れて「よく映画でこういう役やると付き合えるって聞くけどどうなの?」と成田へ迫り、会場に訪れた成田ファンには「ごちそう様でしたー!」と得意げな顔を向けた。
かなたは「コンプライアンスというものは辞書から消してやらかしました」と本作の過激さを強調。しかし「今は世の中おかしくなっていて。暴力性のある映画だと言われるけど、全然怖くない。現実のほうが怖いし麻痺している」と主張し、「僕は暴力が大嫌い。だから痛くて残忍に描いているし、観た人に気持ちよくなってもらいたくない。人間ってこういうものなんじゃないの?っていうものは意外とシンプルで。そういうい意味ではダサい映画です」と本作に込めたメッセージを伝えた。
「ニワトリ★スター」は、3月17日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次ロードショー。
※「ニワトリ★スター」はR15+指定作品
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