広瀬アリス「巫女の生活を体験できた」、「巫女っちゃけん。」完成披露で撮影述懐

「巫女っちゃけん。」の“新春バチ祓い”完成披露上映会が1月14日、東京・新宿武蔵野館にて行われ、主演の広瀬アリスと監督のグ スーヨンが登壇した。

本作は、神社で巫女のアルバイトをしている就活生・しわすを主人公とする作品。未来に希望を持てないしわすの前に、無口な5歳の悪ガキ・健太が現れたことから起こる騒動を描き出す。広瀬がしわすを演じ、ほかキャストにリリー・フランキー、飯島直子、MEGUMIらが並ぶ。

イベントでは、ロケ地となった福岡にある宮地嶽神社の神官と巫女も登壇し、ヒット祈願と来場者の幸福を願い祈祷を実施。巫女を演じたことについて広瀬は「巫女役ではあるけど、演じた役が巫女っぽくなかったので、実はあまり巫女らしいことはしなかったですね。神社や巫女の世界を知っている人はあまりいないと思いますので、コミカルな世界観を楽しんでいただけたらうれしいです」と述懐する。

MCから撮影中のエピソードを聞かれた広瀬は「巫女としての所作、舞いの練習をしたことや、巫女の服を自分で着れるようになったり、前にいる方の髪を編んだりして巫女の生活を体験できたことが非常に印象に残ってます」と振り返る。

最後の挨拶でグ スーヨンは「この映画はスリルやサスペンス、めくるめく恋愛映画ではございませんが、いろいろうまくいかないときに観ていただけると、穏やかな気持ちになれるような映画です。ぜひ皆さんに楽しんでいただければ」、広瀬は「バチも払っていただき、今年1年皆さんにとっていい年になりますように！ そしてたくさんの方に『巫女っちゃけん。』を観ていただけるとうれしいです」と観客に思いを届けた。

「巫女っちゃけん。」は、1月20日に福岡で先行公開され、2月3日より新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショー。