レダ・カテブ演じるD・ラインハルトの演奏シーン公開、「永遠のジャンゴ」本編映像

ジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの知られざる物語を描く「永遠のジャンゴ」より、本編映像の一部がYouTubeで公開された。

ジャンルを問わず後世のギタリストに多大な影響を与えた、ジプシー・ジャズの創始者ラインハルト。第2次世界大戦下のフランスを舞台とする本作では、ナチス官僚が集う晩餐会にて演奏することを命じられたラインハルトの苦悩が映し出される。このたび、ラインハルト率いるフランス・ホット・クラブ五重奏団が演奏する冒頭シーンが披露された。

超絶技巧で知られるラインハルトは、やけどの影響のため左手の人差し指、中指、親指を主に使った独特な奏法で人々を魅了した。ラインハルト役に挑んだレダ・カテブはギターの経験がまったくなく、「撮影の1年前からギターを習い始めた。ほぼ毎日のようにギターを持ち歩き、練習を重ねたよ」と述懐。また「ジャンゴに関する映像資料は少ないからその分自由に演じられる利点はあったけど、僕にとって大切だったのは、モノマネではなくジャンゴのスピリットを感じ、リアリスティックに内側から表現することだった。多くのファンがいるジャンゴという人物を演じることに、もちろんプレッシャーはあったよ（笑）。でも演じているときはそういうことを忘れた」と語っている。

エチエンヌ・コマール監督作「永遠のジャンゴ」は、11月25日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次ロードショー。