「
本作は、不運が続くローガン兄弟が爆弾のスペシャリストである囚人ジョー・バングを脱獄させ、NASCARレースの売上金を金庫から盗もうとするさまを描いたクライムコメディ。ローガン兄弟の兄ジミーをチャニング・テイタム、弟クライドをアダム・ドライバー、ジョーをダニエル・クレイグが演じた。
6年ぶりに来日を果たしたソダーバーグは、まず「30周年、おめでとうございます。『ハッピーバースデー』と言いたい」と述べ東京国際映画祭を祝福。そして日本映画を通して日本文化に触れてきたことを明かし、「特に10代の頃はとても魅せられていたよ」と回想した。
続いてソダーバーグは、日本映画を積極的に欧米へ紹介したことでも知られる批評家ドナルド・リチーと連絡を取っていたことを明かす。ソダーバーグはリチーの「西洋の作品のプロットは、何が起こるか、その原因、責任を重視する。しかし日本の伝統的な物語は流れ、つながり、関係性を重視する」という言葉を引用。この言葉に刺激を受けたソダーバーグは、映画を作るうえで西洋と日本の中間を意識してきたと語った。
最後にソダーバーグは、「ときどき、人生はとても短いと感じることがある」とコメント。「一方で、2時間を非常に長く感じることもある。今日の皆さんには短く感じてほしい」と続けて会場をあとにした。
「ローガン・ラッキー」は、11月18日より東京・TOHOシネマズ 日劇ほか全国でロードショー。
関連記事
スティーヴン・ソダーバーグの映画作品
関連商品
リンク
- 「ローガン・ラッキー」公式サイト
- 「ローガン・ラッキー」予告編
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ONODERA Akira @TWDera
スティーヴン・ソダーバーグが新作携え来日、TIFF30周年を祝福 - 映画ナタリー https://t.co/lqwMQHxXEw