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和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件モチーフの映画公開、主演は瀬戸さおり

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「愛の病」ビジュアル

「愛の病」ビジュアル

和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件をもとにした「愛の病」が2018年1月6日に公開される。

本作のモチーフは2002年に実際に起こった事件で、ヤクザの組長の娘を名乗る女が、出会い系サイトで知り合った男をそそのかして強盗殺人をするように仕向け、1名を殺害、1名に重傷を負わせたもの。男をだまし大金をむしり取るエミコを元non-noモデルで瀬戸康史の妹である瀬戸さおり、エミコに貢ぐ工員の真之助を岡山天音が演じる。ほかに八木将康劇団EXILE)、山田真歩佐々木心音黒石高大藤田朋子が出演し、「ちょっとかわいいアイアンメイデン」の吉田浩太が監督を務める。

映画初主演を飾った瀬戸は「エミコに少しでも近づく為に、一緒に苦しみ、彼女に寄り添い、一番の理解者になろうと全身全霊で向き合いました。撮影ではいつもギリギリまで追い詰められ、演じている間は辛かったですが、相手と本気でぶつかろうと思いました」とコメント。吉田は「大きな愛の宿命に翻弄される女と、歪な愛を求める男とを、僕も演者も必死になって追い求めました。誰もが共感できる愛の話ではないと思います。観る人によって感想が大きく異なる映画を、賛否を覚悟で作りました」と述懐している。

「愛の病」は東京・シネマート新宿ほかにて公開。

瀬戸さおり コメント

映画初主演を務めさせて頂きました。今作は実際におきた事件をもとにしたもので、台本を読んだ時は、自分とかけ離れた役をどう演じたらいいのか分からず、監督とも何度も話をさせてもらい、時間をかけて役作りをしました。
初めて経験することも多く、エミコの複雑な感情や歪んだ愛情がなかなか理解できず、最後まで演じきれるのかとても不安でしたが、エミコに少しでも近づく為に、一緒に苦しみ、彼女に寄り添い、一番の理解者になろうと全身全霊で向き合いました。撮影ではいつもギリギリまで追い詰められ、演じている間は辛かったですが、相手と本気でぶつかろうと思いました。共演者の方々も本気でぶつかってきて下さり、やってるうちに今まで感じたことのない怒りや狂気、そして強い愛情が込み上げてきて、もしかしたら私の中にもこんな部分があるんじゃないかと自分自身が怖くなったのを覚えています。苦しんだ役ですが、挑戦してよかったなと思える作品です。

吉田浩太 コメント

今回、実際にあった犯罪事件を映画化しましたが、犯罪事件に関わった実在の人物たちを、自分なりのアプローチで踏み込んで描きました。
大きな愛の宿命に翻弄される女と、歪な愛を求める男とを、僕も演者も必死になって追い求めました。
誰もが共感できる愛の話ではないと思います。
観る人によって感想が大きく異なる映画を、賛否を覚悟で作りました。
是非見てもらえればと思います。

主演の瀬戸さおりは、素晴らしいの一言に尽きます。
よく「演技で豹変する」と言う人を聞きますが、僕は瀬戸さおりの演技を見て、それを真に捉えることが出来ました。
演じてくれたのは一見掴みどころのないエミコという女ですが、その複雑な感情をとても丹念に研究し実践してくれました。
撮影現場では、僕の意味不明な演出言語にも柔軟に対応し、本能のままに生きるエミコを見事に体現してくれたと思います。
この映画を通じてさらなる女優への道を切り開いていってもらいたいです。

(c)2017「愛の病」製作委員会

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