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本作は、危険なレプリカント(人造人間)を取り締まる捜査官“ブレードランナー”のリック・デッカードをフォードが演じた「ブレードランナー」から30年後の世界を舞台とする作品。ライアン・ゴズリングが新たなブレードランナー・Kを演じ、フォードが再びデッカード役を務めた。
台風21号が早朝に東京を通過したこの日、フォードは「皆さん、台風を追い払ってくれてありがとう(笑)。興味深い体験だったよ」とジョークを飛ばす。そして今作への出演を決めた理由について「前作の脚本家のハンプトン・ファンチャーが書いた短編小説とそれをベースにした脚本を読んだとき、これなら大丈夫だと思った。デッカードのキャラクターがとてもエモーショナルに描かれていて、共感できたんだ」と説明した。
フークスは「出演が決まったと知らされたとき、プロデューサーのオフィスで大声で叫んで、号泣したの(笑)」と熱っぽく話す。するとヴィルヌーヴが「僕が出演決定を伝えた張本人なんだけど、シルヴィアの声が大きすぎて耳が痛かったよ!(笑) あとで、思わずプロデューサーに『彼女はまだ生きてる?』と確認してしまった」と回想。また、デ・アルマスは「私が演じたジョイはとても興味深いキャラクター。どういう女性なんだろうと好奇心を持ったわ。オーディションからリハーサル、撮影まで、すべてのプロセスが私にとっての学びだった」と振り返った。
マスコミとの質疑応答にて「日本に来られて、昨日は何をしていましたか?」と聞かれたフォードは「寝てた」と即答して爆笑を呼び、「ホテルの部屋が高層階だったから、雲に閉じ込められているような気分だった。今朝になってやっと景色が見えたよ。東京にも京都にも何度か行っているけど、今回は機会があったら自分で地方をドライブしたいな」と話す。
フークスとデ・アルマスには、フォードと初めて顔を合わせたときの印象は?という質問も。フォードが居心地悪そうに体を縮こまらせて笑いを誘う中、フークスは「『ハン・ソロだ!』『インディだ!』と思ってしまうから、なるべく彼を見ないようにしていたけど、ちらっと目が合ったらジョークで笑わせてくれた」、デ・アルマスは「セクシーな衣装を着ている私を見て『寒くない?』と気遣ってくれたわ」とコメント。デ・アルマスが「覚えてます?」と聞くとフォードは「全然覚えてないな(笑)。でも撮影が楽しかったということだけは覚えてるよ」と答えた。
ヴィルヌーヴは「『ブレードランナー』という傑作の続編を作ることに興奮したけど、それは緊張感に満ちた作業でもあった。最高の物を作ろうと、ベストを尽くしたよ」と述懐。「今のところ、誰も私の車の下に爆弾を仕掛けてないということに安心している(笑)。この映画に関わったアーティストたちはみんな前作のファン。全員が敬意を払って臨んだ映画なんだ」と語った。
「ブレードランナー 2049」は10月27日より東京・丸の内ピカデリーほか全国でロードショー。
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