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本作は、人類と同等の知能を持つ猿シーザーの物語を軸にした「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「猿の惑星:新世紀(ライジング)」の続編。愛する者を失ったシーザーの怒り、そして地球の支配権を懸けた猿と人類の決戦が描かれる。
シーザーと心を通わせるチンパンジーのバッド・エイプに声を当てた柳沢は「手前しょうゆ……手前みそでございますが、非常に難しい役なんですけど、収録が終わったあとに自信が確信に変わりましたね。初めて自分で自分を褒めたいと思いました」と冗談を交えて語る。
「猿の惑星」新3部作をすべて鑑賞しているという芦田は、劇中に登場する少女ノバをイメージさせるという理由からイベントに登場。ノバは人間でありながら猿たちと心を通わせる謎めいたキャラクターだ。芦田が「ノバという少女がいることでシーザーの気持ちが変動していく、重要なキーパーソンなんです」と説明すると、柳沢は「愛菜ちゃんはしっかりしてるねえ! 大したもんだよ!」と感心しきり。さらに芦田は「昔ハムスターを飼ってましたし、番組などでもいろんな動物と触れ合っています」と動物好きなことを明かした。
司会者に「もしも猿が地球を支配したらどうなると思いますか」と尋ねられた芦田が「考えたことないですね。どんな感じになっちゃうんですかね」と答えると、柳沢は「猿の店員さんがね、『いらっしゃいませー! ウイッウイッウイッ!』って言ってるかもしれないよ!」と猿の鳴きまねを交えて笑わせる。
人間と猿が対立したらどちら側に付くか問われた芦田は「映画を観ていると、シーザーの葛藤がすごくリアルに伝わってきて感情移入したので、私は猿側ですかね」とコメント。柳沢は「僕はやっぱり猿! バッド・エイプ! すごくいいキャラクターなんです」と話し、「猿も1匹1匹性格が違うの。人間の世界と同じですよね」と続ける。
最後に本作の見どころについて芦田は「前の2作ではシーザーのカリスマ性や人間に対する温情が描かれていたけど、今回は人間に復讐心を持ってしまうシーザーがいる」と説明し、「ノバと出会うことによって動くシーザーの感情の変化、ノバやモーリスとシーザーの温かい交流に注目してほしいです」とアピールした。柳沢はバッド・エイプについて「シーザーと出会って家族の愛とか仲間を大事にしていくことに共感しつつ、一緒に戦っていくきっかけを作るんです」と述べ、「憎めない愛されるキャラクターをやらせていただいたことに感謝してますね。2時間20分がまったく気にならないすごい映画なんですよ。最後のクライマックスなんて、まさかシーザーがトゥルートゥルーなんですよ! びっくりしますよ!」と興奮気味に擬音を挟みながら語った。
イベントではシリーズ過去作の写真を見ながらおさらいをするコーナーや、猿と名画がコラボした絵を鑑賞する企画も行われ、終始笑いに包まれた温かい雰囲気のまま終了した。
「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」は、明日10月13日より全国ロードショー。
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