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早見和真の同名小説を映画化した本作は、高校生活最後の旅に出た男子3人組の姿を描く青春ドラマ。太賀が主人公の又八、中村が知的でクールなジン、矢本が心優しいジャンボを演じるほか、染谷将太が地元に残って卒業ライブの準備をする中田に扮する。
太賀はオファーを受けたときの心境について「素直にうれしくて。物語が面白くて、廣原監督といい映画が作れるんじゃないかと思い参加させていただきました」と回想。完成品を観て「ホッとした」と言う太賀は「又八は明日のことを顧みず本能のおもむくまま行動するキャラクターだったんです。それで監督に『前後のシーンのことは気にせずに演じてほしい』と言われたこともあり、現場では映画全体のことを考えず目の前にあることに飛びついていきました。それで映画を観たらいい作品になっていてうれしかった」と述べニッコリ。
「ジンも楽しかっただろうし、僕も楽しかった」と撮影時を振り返った中村は「僕自身は途中で転校したこともあり高校生活を謳歌できなかった。だから今回、高校生役でハチャメチャなことをして、あのときできなかった青春を味わえた」と述懐。「台本を読んでかわいく演じたいと思った」と役作りの狙いを語った矢本は「自分の引き出しの中にあるかわいいものを極力出しました。めっちゃぶりっ子しています」とこれから作品を観る観客にアピールした。
自身の高校時代の部活動について聞かれた中村は「入ってませんでした。高校時代は運動も勉強もできない、何もできない……友達も少なかった」と冗談交じりにコメント。その言葉に矢本は「僕はモテたかったので、テニス部に入ってました。モテました。蒼くんとは正反対」と返すと、中村は「僕はそういう人を見て『いいなー』と思いながら学生生活を送っていました」と笑顔で恨み節を述べる。
同じく部活動について聞かれた太賀は「部活には入っていなかったんですが、同級生と映画を撮っていました。その相方が染谷くんでした」と返答。「脚本を一緒に書いたり、カメラ回したりしてました」と振り返り、同級生役で染谷と共演したことについて「不思議な感覚でした」と思いを明かす。
廣原は「バカバカしいものをたくさん詰め込んでやろう!という意気込みで作ったんですけど、途中で僕も『こんなにバカバカしくて大丈夫か?』と思いました。でも3人が演じてくれて、そのバカバカしさの中に切実な何かを探しているんだと感じました。観客の皆さんにもそれを感じ取ってもらえたらうれしいです」と作品への思いを語る。最後に太賀は「この作品を作ったことに達成感があります。年代や性別を問わず共感してもらったり、懐かしく感じてもらえると思います。気持ちのいい珍道中になっていますのでぜひ楽しんでください」と述べ、イベントの幕を引いた。
「ポンチョに夜明けの風はらませて」は、10月28日より公開。
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