Vシネマ「ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター」のトークショーが、本日3月28日に東京・渋谷TOEIにて開催され、主演の
本作は、2015年10月から2016年9月にかけて放送された特撮ドラマ「仮面ライダーゴースト」のスピンオフ。劇中では、山本と渡辺が演じる仮面ライダースペクター / 深海マコトの出自に関する衝撃の事実が明かされる。
本作の展開を受けて、山本自身も「1年間演じてきたすべてをひっくり返されました!」と驚きをあらわに。さらに「高橋さん、先のことなんにも教えてくれなかったので……」と続けると、高橋は「難しいですよね(笑)。キャストの皆さんは、知らずに演じたほうがよかったりするんですよ」と返す。
また山本が「最初は、マコトは(本編で)ガンマイザーになる予定だったって聞いたんです。なぜか磯村(勇斗)くんが知っていて(笑)」と言うと、高橋はそのキャラクター作りについて「2号ライダーって難しいんです。3号ライダーが出てくると、だいたいそっちがフィーチャーされがちなので」と苦労を語る。前作「仮面ライダードライブ」でも2号ライダーの仮面ライダーマッハを担当した渡辺に詩島剛の話を振られると、高橋は「剛が闇落ちしたとき、『子供が悲しんでる』と投書があって。これはまずい、マコトはあまりそっちに振れない!と思った」と裏話を明かした。
高橋がそんなマコトに関して「バカが付くくらいまっすぐなキャラ。1号(天空寺タケル)と3号(アラン)はすごくブレるので(笑)。タケルがブラブラしてるときも、ちゃんとまっすぐいられるようにしたつもりだった」と言うと、観客も納得のリアクション。渡辺は「(スーツの)デザインが一番カッコいい。途中で出てきたネクロムがめちゃめちゃ強くて、ゴーストやスペクターがボロボロにやられたときも、『でもデザインは俺のほうがカッコいい』って思ってた(笑)」と胸を張り、山本も「ディープスペクターは群を抜いてカッコよかったですよね!」と賛同した。
本作の現場でのテーマは“役者・山本涼介をとことん追い込むこと”だったそう。山本がもっともこだわったのは、終盤にマコトが自分の罪を数えるシーンとのことで「テストで『友に手をかけてしまった罪』というセリフを言ったときに泣いてしまって。でも監督に『違う、もっと行ける! 人間の感情を全部出しきったあとの演技をしてくれ』って言われたんです。だいぶ悩みましたが、マコトとしてやってきたものをすべて出せたんじゃないかな」と理由を述べる。すると上堀内は「マコトが背負ってきた人生は、涙だけでは片付けられない。テストで演じてくれたものの先が見れるのであれば、見てみたいと思ったんです。そうしたら、彼は見せてくれたんですよ。さすがでございます!」と、高橋は「山本さんってこんな表情ができるんだっていうくらいいいシーン」とその演技を絶賛。アフレコでも酸欠になるほどストイックに挑んだという山本が「『スペクター』が終わったあとのほかの現場は、全部楽なんです。あれ以上のものは当分ないだろうな」と振り返ると、上堀内がすかさず「(過酷な現場が)欲しくなったら、いつでもおいで!」と答えた。
最後に山本が「この作品で、僕は仮面ライダーとしてのすべてを出し尽くしました。またご縁があればライダー作品に出たいので、よろしくお願いします! “仮面ライダー出身”っていう看板を背負って、もっともっと羽ばたいていけるようがんばります」と挨拶し、イベントを締めくくった。
「ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター」のBlu-ray / DVDは、4月19日に発売。
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