クランクインから約1カ月半が経過した8月下旬のこの日は、小栗、菅田、橋本に加え、真選組・土方十四郎役の
茨城県内に作られた“かぶき町”のセットでは、全身青塗りやアフロ頭といった奇抜な外見の天人たちが闊歩する。そこへ金色のカブトムシを追う銀時、新八、神楽、土方が全力ダッシュで登場。その後ろから、大量の真選組隊員が追いかけてくる。カブトムシはCGで作られるが、ここでは邦画現場で初導入となるプリビジュアライゼーションカメラを駆使し、その場で簡易版CGを合成しながら撮影が進められた。キャストたちはカットがかかるたびに、福田のいるモニターテントに集まって映像を確認。菅田の「運動会みたい(笑)」という発言には全員が手を叩いて笑う。小栗や菅田は、自分のシーンが終わってもモニター横で福田と雑談を楽しんでいた。
紅一点の橋本は成人男性に交じって全力疾走するも、タイミングが合わず何度か撮り直しに。小栗に「男と同じスピードで走れるのがすごいよ」と励まされると、「銀ちゃんが速すぎるんだよ!(笑)」と返す。この場面のほかにもヒロインならぬ“ゲロイン”神楽として体を張った橋本は「鼻ほじのシーンが終わったあとに、みんなに拍手してもらったんですよ、なぜか(笑)。すごくうれしかったし、やりきれた」と振り返った。
かぶと狩りの後半には、桂とペットのエリザベスの初登場シーンも。岡田に続いて着ぐるみのエリザベスが現れると、モニターで見ていたキャストたちも大爆笑。小栗は「あ、この映画はみんな観るな。この画(エリザベス)だけで面白い」と自信を覗かせる。フルCGの定春と違いアナログ仕様のエリザベス。中に入ったスーツアクターは、レザー製の羽織りを着た岡田に負けず劣らず暑さとの戦いだ。下半身の布をまくり上げてスタッフがうちわで扇ぐと、中に入った男性のたくましい足があらわになるのも、ある意味原作通りと言える。
さらに桂が虫取り網を使って20人あまりの真選組を撃退するアクションも撮影。岡田と同じ“ヅラ”を着用したスタントマンが、デモンストレーションを繰り返す。アクションを担当したのは、小栗出演のドラマ「ウロボロス ~この愛こそ、正義。」のチャン・ジェウク率いる韓国チーム。福田は「僕と小栗くんの共通認識として、チャンバラは飽きちゃうからあまり好きじゃないっていうのがあって。僕『キック・アス』とか『キングスマン』とかハリウッド的なアクションが好きなんです。小栗くんがチャン監督のデモテープを見せてくれたら、まさにその感じだったんですよ」と語る。また終盤には、バズーカを担いだ吉沢が駆けつける。剣豪・沖田役の吉沢は自らも剣道二段を所有しているが、この日はその腕前披露もおあずけとなった。
なお原作のかぶと狩りでは、カブトムシをおびき寄せるため、真選組局長・近藤勲が全裸に蜂蜜を塗りたくった姿で登場する。この日すでに近藤役・
「銀魂」は、7月14日より全国ロードショー。なお映画ナタリーでは、今後真選組アクションシーンの現場レポートもお届けする。
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