C・ムンジウ「エリザのために」出演女優のコメント到着、「誰もが共感できる物語」

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クリスティアン・ムンジウが監督を務めた「エリザのために」。同作で主人公の娘エリザを演じたマリア・ドラグシのコメントが到着した。

マリア・ドラグシ (c)Kazuko Wakayama

マリア・ドラグシ (c)Kazuko Wakayama

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第69回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で監督賞に輝いた本作は、愛娘のイギリス留学を叶えるため裏工作に奔走する医師ロメオの姿を描くヒューマンドラマ。ドラグシはもともとバレリーナ志望だったが、ミヒャエル・ハネケの監督作「白いリボン」への出演をきっかけに映画に関心を持ったという。そして「クリスティアン・ムンジウ監督とは、ベルリン国際映画祭の新人プログラムで知り合ったんです。そしてこの素晴らしい映画への参加が実現しました」と出演の経緯を語る。

「エリザのために」

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制作時の様子についてドラグシは「撮影前の1週間、リハーサルをしました。全部のシーンを現場でリハーサルしたんです。カメラの位置なども決めて、正確に演技ができるように。キャスト全員とリハーサルし、バイクの運転も習いました」と述懐。また娘のために犯罪に手を染めるロメオについて「共感はできます。昨晩父と一緒にこの映画を観たのですが、彼はロメオがやったことについて『自分も同じことをするに違いない』と言ったのです。世界の誰もが共感できる物語なのだと思います。父親がなぜあんなことをするのか、誰もが理解できるはずです」と述べている。

「エリザのために」は1月28日より、東京・新宿シネマカリテほか全国にて順次ロードショー。

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(c)Mobra Films - Why Not Productions - Les Films du Fleuve - France 3 Cinema 2016

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