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山岳ドキュメンタリー「MERU」監督が明かす、クライマーの一番大切なものとは

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「MERU/メルー」ジャパンプレミアの様子。左から登山家の馬目弘仁、ジミー・チン。

「MERU/メルー」ジャパンプレミアの様子。左から登山家の馬目弘仁、ジミー・チン。

本日12月8日、「MERU/メルー」のジャパンプレミアが東京・新宿ピカデリーにて行われ、監督のジミー・チンが出席した。

本作はヒマラヤ・メルー峰登頂に挑んだ3人の男たちの姿を追う山岳ドキュメンタリー。登山家の馬目弘仁とともに登壇したジミー・チンは「この作品は友人であり師であるコンラッド・アンカーへの私なりのトリビュート。山を登る気持ちが一般の方に伝わるような映画を作って、経験をシェアしたいとも思いました」とこの映画を作った経緯を説明する。

4度メルーへ登り、頂上にも到達した経験を持つ馬目が「岸壁をダイレクトに登ることはできなかったので、登り残した思いを彼が達成してくれたんだなと思いました。うれしい気持ちと懐かしい気持ちでいっぱいになりました」と本作の感想を述べると、ジミー・チンは「4度も登ったことが信じられない! 僕は2回で十分でした」と口にして笑いを誘う。また「途中でやめたいと思ったことは?」とMCから尋ねられたジミー・チンは「毎日思っていました!」と明かし、本作が2015年のサンダンス映画祭で観客賞に輝いたことに触れながら「3回編集して、そのたびに映画祭へ出していたんです。何度もチャレンジして得た賞なのでメルーに挑戦したときと同じ喜びがありました」と声を弾ませた。

クライマーにとって一番大切なものは「チームメイト」だというジミー・チン。さらに「チームメイトと信頼感や共通のモチベーションを持つことも重要です。どれくらいリスクを冒す気持ちがあるのか。そこにギャップがあるとうまくいかないので、同じような気持ちで登るのが大切です」と続け、最後に「この作品をご覧になる皆さんが、それぞれ何か得るものがあればいいなと思います。僕の映画が日本で上映されることにドキドキしています」と挨拶してイベントを締めくくった。

「MERU/メルー」は12月31日より東京・新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。

(c)2015 Meru Films LLC All Rights Reserved.

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