ピクサー出身監督の「ダム・キーパー」長編映画化、セリフ入りCGアニメに

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トンコハウスと20世紀フォックス・アニメーションが、「ダム・キーパー」をもとにした長編映画を制作すると発表した。

「ダム・キーパー」長編作品のアニメーションテストより。(c)2015 Tonko House Inc. All Rights Reserved

「ダム・キーパー」長編作品のアニメーションテストより。(c)2015 Tonko House Inc. All Rights Reserved

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ピクサー・アニメーション・スタジオ出身のロバート・コンドウと堤大介が共同監督した「ダム・キーパー」は、第87回アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた作品。同作が8000枚を超えるデジタルペインティングから構成された無声アニメだったのに対し、長編作品はセリフの入ったCGアニメーションに。短編で描かれた世界の数年後が舞台となる。同じくコンドウと堤が監督を務め、元ブルースカイ・スタジオのケーン・リーが制作指揮を担当する。

コンドウと堤は、長編のためにすでに初期のアニメーションテストも制作済み。現在は「ダム・キーパー」のグラフィックノベル3部作を執筆中で、その第1部が2017年に出版される予定だ。なお「ダム・キーパー」の派生作品「ダム・キーパーのなかまたち(仮)」が、トンコハウスとHuluにより制作されることも決まっている。

ロバート・コンドウ&堤大介 コメント

「ダム・キーパー」の世界で長編映画のストーリーを考え始めたときから、ピッグとフォックスの次の一歩の手伝いをしてくれ、激動の今日の視聴者に向けて作品を届けるためのよきパートナーは誰だろうと思っていました。今、20世紀フォックスこそが私たちのキャラクターたちにとって理想的なホームだと感じています。そして、ともにリスクを負って新しいストーリーテリングの可能性を探っていけることを楽しみにしています。
ピクサーやブルースカイなどのスタジオで10年以上もCGアニメーションに携わっていたので、僕らのもっとも得意とする手法で長編映画を制作できることを楽しみにしています。
今、数え切れないほどのアニメーションが存在する市場で、どうやったら際立つことができるかと考えていますが、何か今までにないようなものを作れるのではないかと信じています。日本に文化的な根をもつトンコハウスだからこそ、東洋と西洋を橋渡しして、豊穣な2つのアニメーションの伝統のよいところを引き出せるのではないかと思います。

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金田謙太郎 @kentarokaneda

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