本日1月9日、「
「人生の約束」は、「池中玄太80キロ」シリーズなどのテレビドラマ演出で知られる石橋が、富山・射水市の新湊地区を舞台に描くヒューマンドラマ。竹野内演じる冷酷な仕事人間・中原祐馬が、かつての親友・航平の死をきっかけに自身の人生を見つめ直していくさまを描く。
本作で念願の映画監督デビューを果たした石橋は「新人の石橋です」と述べて笑わせ、「ずっとテレビをやってきて、ついに映画を1本撮りたくなって、なんとか実現したのがこの映画でした。(映画を撮ることが)僕にとっての『人生の約束』でもあったような気がしています」と挨拶。初日を迎えた感想について「怖いですね。(観客が)3人しかいない夢とか見るんです。ただ、今はすごく気分が落ち着いていて、1年ぐらい関わってきた映画がこうやって皆さんの前で上映されるのを観て、非常に幸せだなあと思っています」と語った。
竹野内は「ようやく初日を迎えて晴れ晴れした気持ちですが、一方では寂しくも思っています。キャストの方とはまたご一緒するチャンスがあると思うんですけど、監督とは今度いつ会えるかわからないので」と述べ、「我々の熱い気持ちがストレートに皆さんに届いていればいいなと思いますし、当然、厳しい意見をいただくことも覚悟しています」と続ける。江口は「石橋ファンの1人として、どういう映画になるのかなとドキドキしながら撮影期間を過ごしました。今、作品を観た皆さんの満足感のようなものが伝わってきています。ぜひその満足感をお家に持ち帰ってください」と話した。
西田は「監督は私のことを“敏ちゃん”と親しく呼んでくれて。僕も一度も“監督”とお呼びしたことがなくて、いつも“冠さん”と呼んでいました。この“カントク”という言葉で冠さんをお呼びするなら、石橋冠の冠に人徳の徳で、“冠徳”と呼ばせていただきたいと思います」とコメント。石橋は「消え入りそうな気持ちです。敏ちゃんにそういうこと言われるとダメですね」と照れた表情を見せた。
イベントの終盤では石橋へのサプライズとして、キャスト全員から“約束”という花言葉を持つ白いバラの花束が渡された。花束を渡す際に「テレビドラマの中では冠さんの演出力のすごさは存じてましたが、映画でもかなりポテンシャルの高い監督だなと思いました」と声をかけた西田は、「まあ新人だからね。これからも勉強してもらって、いい作品を、年に1度とは言いません、2年に1度ぐらいの感じで作り続けていったら、ちょっとは世の中に残る監督になるんじゃないかな」と冗談めかして続け、会場を爆笑で包んでいた。
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佐藤太 Futoshi Sato @futoshi_sugar
「人生の約束」初日、西田敏行が“新人”監督・石橋冠に「これからも勉強して」とエール - 映画ナタリー https://t.co/Y9y1OppYuP