ギレルモ・デル・トロ最新作「クリムゾン・ピーク」の衣装に隠された意味

「クリムゾン・ピーク」に登場する衣装について、スタッフとキャストが語ったコメントが到着した。

本作は、「パンズ・ラビリンス」「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロがメガホンを取ったゴシックホラー。幽霊を見ることができる女性イーディスが、嫁ぎ先の絢爛豪華な屋敷“クリムゾン・ピーク”で体験する怪現象を描く。イーディスをミア・ワシコウスカ、彼女の夫トーマスをトム・ヒドルストン、トーマスの姉ルシールをジェシカ・チャステインが演じている。

「イーディスとルシールの衣装は対照的」と語るのは、衣装担当のケイト・ホーリー。「パシフィック・リム」に引き続きデル・トロ組に参加した彼女は、イーディスの黄色いドレスに付けられた“ナンシー・ドリュー”という名について、「イーディスが、アメリカのナンシー・ドリュー（児童小説の探偵）のようにあちこちの廊下を嗅ぎ回って、屋敷の秘密を暴こうとしているからなの」と明かしている。

ワシコウスカは、繊細なシルクで作られた純白のナイトドレスの着心地を「比較的くつろいだ感覚だったわ。なのに見栄えはすごくいいの。ケイト・ホーリーの素晴らしい手腕のおかげよ！」と絶賛。また、チャステインは自身の衣装を「生地が厚めで“第2の肌”みたい」と表現し、「ルシールは昆虫を集めているけど、彼女自身が固い殻で覆われた昆虫のようだわ。衣装が殻そのものなの」と語っている。

なお、これらの衣装についてホーリーやチャステインが語っている様子を収めた特別映像がYouTubeにて公開中。「クリムゾン・ピーク」は、1月8日より公開される。