スリランカ難民描くパルムドール受賞作「ディーパンの闘い」が2016年2月公開

第68回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した「Dheepan」が、「ディーパンの闘い」の邦題で2016年2月に公開されることが決定した。

本作は、内戦下のスリランカを逃れてフランスにやってきた3人の難民の物語。妻娘に偽装した女と少女とともにパリ郊外の集合団地に腰を落ち着けた元兵士ディーパンが、新たな暴力に見舞われながらも家族の絆を築こうと苦闘するさまを描く。

監督を務めたのは、「君と歩く世界」「預言者」のジャック・オディアール。ディーパンを、スリランカで武装闘争を行っていた組織“タミル・イーラム解放のトラ”のメンバーだったアントニーターサン・ジェスターサンが演じている。音楽を手がけたのは、エレクトロニックミュージックの気鋭ニコラス・ジャー。

「ディーパンの闘い」は、2016年2月より東京・TOHOシネマズ シャンテほかで公開される。