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「東京の日」は、強い意志を持って上京してきたワケあり女性と、優柔不断なカフェ店員の男との出会いや、共同生活の様子を描いたラブストーリー。住む場所も仕事のあてもないまま上京してきたアカリを趣里が、そんなアカリに手を差しのべるカフェ店員の本田を佐々木が演じる。また、アカリの勤務先となるスナックのママ・ハルミ役で渡辺が、スナックのオーナー未知子役で香川が出演している。
「青山ワンセグ開発」内の短編ドラマに続いて池田と2度目のタッグを組んだ趣里は、「ドラマの撮影現場でも『一緒に映画を作りたい』と話していたので、実現できて本当にうれしいです」と笑顔を見せる。その言葉に対して池田は、佐々木や渡辺、香川も自身の過去作に出演していることに触れ「もう1度一緒に作りたいと思う人に出てもらえる前提で、脚本を当て書きしました」と制作時を振り返った。
自身の役について聞かれた香川は「若いときにバレリーナを目指していたスナックのオーナーを演じているんですが、私の若い頃の第1志望がバレリーナでして……うれしい反面、とても面映ゆかったです」とゆったりとコメント。続けて「私、お酒が飲めないものですから、スナックという存在を全然知らなかったんですね」と語り、「皆さんこのような場所でくつろいで、お友達を作ったりして楽しんでらっしゃることを知れて、本当に勉強になりました」とユーモアを交えながら言葉を重ねる。
MCが劇中でイルカの「なごり雪」を熱唱している趣里について触れると、共演者からは「完璧だった」「歌手のようだった」と賞賛の声が上がる。水谷豊と伊藤蘭を両親に持つ趣里に「歌手の先輩たちからアドバイスはありましたか」と質問が飛ぶと、「歌に限らず仕事では1回も口出しされたことはないです。『好きなように』という感じです」と普段の様子を明かす。
舞台挨拶後に開かれた記者会見で、再び両親との関係について質問を受けた趣里は「日々の生活を見ていてもそうですし、俳優としての仕事を観ていても大きな刺激をもらっています」とコメント。最後に「観た方の背中を押すような魅力的な役を演じることができたと思っています。劇中の人物が一歩足を踏み出す姿をご覧いただければうれしいです」と作品の見どころを語った。
「東京の日」は、10月31日より東京・ユーロスペースほかにて全国順次ロードショー。
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趣里が「東京の日」完成披露に登壇、両親の水谷豊&伊藤蘭に「刺激もらってる」 http://t.co/KD1teJRJuK http://t.co/49joo4f9RA