B・ベルトルッチが孤独な青年の愛と挫折描く「暗殺の森」、デジタルリマスター上映

「ラストタンゴ・イン・パリ」「ラストエンペラー」で知られるベルナルド・ベルトルッチの監督作「暗殺の森」のデジタルリマスター版が公開される。

「暗殺の森」はイタリアの作家アルベルト・モラヴィアによる小説「孤独な青年」をもとにした作品。第2次世界大戦前夜のヨーロッパで、幼少期のトラウマを抱えた青年マルチェロがファシズムに傾倒し、暗殺者へと変貌していくさまが切り取られている。マルチェロ役を「愛、アムール」のジャン＝ルイ・トランティニャン、ファシストに狙われるクアドリ教授の妻アンナ役を「やさしい女」で映画デビューしたドミニク・サンダが演じた。

「暗殺の森」は、10月31日より東京・新宿武蔵野館にて1週間限定でレイトショー上映される。