「セラフィーヌの庭」で知られる
実在した小説家ヴィオレット・ルデュックの半生を描く本作。「第二の性」のシモーヌ・ド・ボーヴォワール、「異邦人」のアルベール・カミュ、「嘔吐」のジャン=ポール・サルトル、「泥棒日記」のジャン・ジュネら名だたる作家たちに愛される作品を生み出したヴィオレットが、「私生児」を執筆する過程に起こるドラマを映し出す。
主人公のヴィオレット役を務めたのは、「キングス&クイーン」の
予告編は、ヴィオレットが「母は私の手を絶対に握らなかった」とノートに書きつける場面からスタート。そしてこの一文が収められたデビュー作「窒息」が作家たちに評価される様子や母親との確執などが次々と登場し、「私は特別ではない 死ぬのは怖く生きるのもつらい それでも生きていく すべてを背負ったまま」と、ヴィオレットによる力強い言葉で締めくくられる。なおこの映像のバックに流れるのは、「雨のしのび逢い」で知られる女優ジャンヌ・モローが歌う「Aimer/愛するということ」。
「ヴィオレット-ある作家の肖像-」は12月19日より東京・岩波ホールほか全国で順次公開される。
マルタン・プロヴォの映画作品
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- 「ヴィオレット-ある作家の肖像-」予告編
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実在した女性小説家の半生をつづる、M・プロヴォ監督作「ヴィオレット」予告編 http://t.co/gUOi0yjbqL http://t.co/j0KbHQeW1v