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歴史社会学者・小熊英二が脱原発運動を捉えた記録映画「首相官邸の前で」

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「首相官邸の前で」

「首相官邸の前で」

歴史社会学者の小熊英二が初監督を務めた「首相官邸の前で」が9月2日より公開される。

本作は、2012年の夏に“脱原発”を求め首相官邸前に集まった人々を捉えたドキュメンタリー。福島第一原子力発電所事故前には別々の立場だった元首相の菅直人、現代美術家の小田マサノリら多彩な面々へのインタビュー、撮影者の賛同を得た上で使用された多数の自主撮影映像などを通して“民主主義の再建”の可能性を問う。

現在も積極的に脱原発運動に関わる小熊は、本作に対して「この映画の主役は、映っている人びとすべてだ。その人びとは、性別も世代も、地位も国籍も、出身地もばらばらだ。そうした人びとが、一つの場につどう姿は、稀有なことであると同時に、力強く、美しいと思った」とコメント。続けて「歴史家である私がいまやるべきことは、これを記録し、後世に残すことだと思った」と胸の内を明かしている。

「首相官邸の前で」は、9月2日より隔週水曜日に東京・UPLINKにて上映。また8月5日、19日には小熊によるアフタートーク付きプレミア上映も実施される。

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