神木隆之介との共演は「あと1、2回」?クドカン新作会見は長瀬智也の独壇場に

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本日7月8日、東京都内にて、「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」のクランクアップ記者会見が行われ、監督の宮藤官九郎、キャストのTOKIO長瀬智也神木隆之介森川葵清野菜名が登壇した。

左から神木隆之介、森川葵。

左から神木隆之介、森川葵。

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長瀬智也の冗談に笑う神木隆之介。

長瀬智也の冗談に笑う神木隆之介。[拡大]

「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」は、同級生への片思いが叶わぬまま事故で命を落とした男子高校生の大助が、地獄で出会った赤鬼のキラーKによる“鬼特訓”のもと、よみがえりを懸けた地獄めぐりを繰り広げるコメディ。神木が大助を演じ、長瀬は特殊メイクを施し赤鬼のキラーKに扮する。また本作ではキラーK率いるロックバンド、地獄図(ヘルズ)が劇中でオリジナル楽曲を披露。長瀬はもちろん、神木もギターと歌でバンドに参加する。

左から宮藤官九郎、清野菜名。

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そして本日、追加キャストとして、大助が思いを寄せる同級生・ひろ美役を森川が、ヘルズのベース担当・邪子役を清野が務めることが明らかに。さらに“死神”というあだ名を持つキラーKの現世での恋人を尾野真千子が、ヘルズのドラム担当を桐谷健太が、大助の同級生で地獄に落ちる“女子高生”役を皆川猿時が演じるほか、古舘寛治や古田新太の出演も発表された。

会見に登場してまもなく、司会に一言挨拶を頼まれた長瀬は、宮藤と以前から「音楽の映画をやりたい」と話していたことや、地獄を表現したセットがとにかく素晴らしいこと、特殊メイクに毎回90分ほど費やし撮影に臨んだ末、自分のもとの顔がわからなくなったことなどを熱く語り続ける。司会に「一言のはずでしたが……」と挟まれると、慌てて「ああ、すいません! ではやり直しますね。よろしくお願いしやす!!」と威勢よく言い放った。それ見ていた神木が「本当に作品に対する愛情や思い入れがすごいなって」と感心していると、長瀬は「他の人がキラーK役をやるって言ったら嫉妬します!」と、またもや情熱を燃えたぎらせた。

左から神木隆之介、森川葵。

左から神木隆之介、森川葵。[拡大]

神木は自らが演じる役について「『こいつ、地獄に落ちる要素満載だな』っていうキャラクターなんです。だから監督に『今の演技、イライラしたなー!』って言われるのがうれしかった」と笑顔を見せ、宮藤が絶賛したという“人をイラつかせる指のさし方”も披露。神木とはテレビドラマ「ムコ殿」で共演し、本作で約15年ぶりの再会を果たした長瀬は「15年前はまだ小さかったのに、こんなにたくましくなっちゃって……」と目を細める。神木が「当時の長瀬さんが今の僕と同じ22歳だったんですよね」と感慨深げに言うと、長瀬は「15年周期だとしたら次は僕51歳になっちゃいますよ。あと1、2回しか共演できないね」と独特な発想で神木を困惑させ、司会からツッコミを受ける一幕も。

さらに、宮藤は神木をキャスティングした理由を「一緒にドラマ(『11人もいる!』)をやったとき、いきなりゲイバーでタンバリン叩かされたりしている姿を見て、もっといじめたいと思ったんです。いい顔するんですよね」と説明。「今回の撮影でも1日中地獄で吊るされてる日とかあったもんね?」と本人に尋ねると、神木はしみじみと「拷問日、ありましたね……」と答えた。

会見会場に設置された地獄セットの一部。

会見会場に設置された地獄セットの一部。[拡大]

会見の終了時刻が迫ると、長瀬は「僕が最初に話しすぎてしまったせいで時間がなくなってどうもすみません」とさわやかに謝罪。最後に「とんでもない作品ができると思います。個人的には伝説になるんじゃないかと思ってます。お芝居も音楽も半端ないです。お子さんからご年配の方まで、いろんな方が観てもきっとその人にとって何かになる作品です」と力強くアピールした。

「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」は2016年2月に全国で公開される。

※本作の公開は延期となりました。

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尾野真千子 コメント

あー楽しかった。って溜息が出てしまうほど楽しい撮影でした。私の撮影日数は5日ほどでしたが、死神という役を存分にやらせていただいた気がします。

桐谷健太 コメント

宮藤さんの監督作品は初めてなので楽しみにしていました。台本を読んではちゃめちゃだと思いましたが、何も考えずに飛び込ませてもらいました。
COZY(桐谷演じるヘルズのドラム担当)は地獄の鬼なので、「こうでなければ」という枠組みがなく、そのぶん説得力が必要だと思ってやりました。今回の現場で、自分の新しい引き出しがたくさんあいたと思います。現場での僕やスタッフのひらめきを監督がどんどん受け止めてくれて、スタッフが笑ってくれて、この面白さは2度とないと思えるほどの現場でした。
長瀬さんとの共演は10年ぶりですが、その間もお付き合いがあり、気の置けない珍しい関係です。一緒に一生懸命ふざけて、エンタテインメントを追求できたと思います。
出来上がりは全く想像がつきませんが、笑いあり、音楽あり、グッとくるシーンもあり、きっと見たこともない世界に誘ってくれる作品だと思うので、ぜひ楽しみにしていてください。

読者の反応

天宮 @fjfjf

元の記事が見たい人向けの「一言挨拶」のはずが、長瀬智也の話が一向に終わらないことに気づき始めた神木隆之介です  https://t.co/5A7dBKLU3W

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