中川翔子が「ラブ＆ピース」試写会で告白、「愛の経験値はまだまだ足りない」

園子温の監督最新作「ラブ＆ピース」の女性限定試写会イベントが6月13日に都内で行われ、同作でフランス人形マリア役の声優を務めた中川翔子が登壇した。

「ラブ＆ピース」は、長谷川博己演じる冴えないサラリーマンが1匹のカメとの運命的な出会いをきっかけに、かつて夢見ていたロックスターへの道を駆け上っていくエンタテインメント作。園監督作の名物でもある血しぶきと殺人、そしてエロ要素が封印された本作について、中川は「『冷たい熱帯魚』を撮った監督と同一人物ですよね？っていうくらい感動できるしハートフル」と感想を述べ、「まさか園子温作品について女子だけで語れるなんて最高ですね！」と会場の女性客たちに呼びかけた。

園監督作への出演は「TOKYO TRIBE」以来となる中川。撮影現場での様子を「怒鳴られたり怒られたりするのかなって、ドキドキしつつ楽しみにしていたらすごく優しくて。『ベイブ』が好きという話をしてくれて、イメージと全然違ってそれも素敵だったし、『こういうのが本当に撮りたかったんだよね』と話してくれたのがすごく印象的でした」と振り返り、園の意外な一面を明かす。

イベントでは作品のテーマである「愛」にちなんだ質問に回答するコーナーも。「長谷川博己演じる鈴木良一のような、夢を追いかける男性が好きだ」という質問に、中川は「夢がないと寂しいですね。自分にないものを持っているというのは興奮しちゃいます。でも良一みたいに途中で変わってしまって、調子に乗り出したら叱ってあげるのが女子の仕事じゃないですか？」と女性ならでは優しさを見せる。

また、「私の人生に足りないピースは愛だ」という質問には「まだまだ経験値が足りないなって思います」と告白。「祖母からの遺言で『愛の讃歌』を歌う人になってねと言われた」という中川は、「もっと経験値を積んで、愛をいっぱい知って、孫の代まで継ぐくらいまで行けたら『愛の讃歌』もちゃんと歌えるんじゃないかな」と壮大な夢を語った。

「ラブ＆ピース」は6月27日より全国ロードショー。