元祖・型破り監督!?田原総一朗に園子温がたじろぐ「ラブ&ピース」対談

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全国で公開中の作品「ラブ&ピース」のトークイベントが7月20日に東京・TOHOシネマズ 新宿で行われ、監督の園子温と、ジャーナリストの田原総一朗が登壇した。

「ラブ&ピース」トークイベントにて、左からゲストの田原総一朗、劇中に登場するカメの“ラブちゃん”、監督の園子温。

「ラブ&ピース」トークイベントにて、左からゲストの田原総一朗、劇中に登場するカメの“ラブちゃん”、監督の園子温。

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「ラブ&ピース」に本人役で出演した田原総一朗。

「ラブ&ピース」に本人役で出演した田原総一朗。[拡大]

かつて型破りな手法を用いたドキュメンタリー番組や、ATG映画「あらかじめ失われた恋人たちよ」などの監督として名を馳せた田原。「ラブ&ピース」ではバラエティ番組の司会者として、本人役で冒頭シーンに出演した。「映画を見たらとにかくバカな役で。マスコミのバカの誇張みたいだった。ああいう役だと知っていたら断っていたと思う」とのっけから飛ばす田原に、戦々恐々の園。田原との撮影について、園は「現場で『次は何をやればいいんだ』って怒鳴られてタジタジだった」と振り返りながらも、「怖かったけど、“『冷たい熱帯魚』面白かったよ”って言われたのがうれしかった」と語って笑顔を取り戻す。

「ラブ&ピース」トークイベントにて、左からゲストの田原総一朗、劇中に登場するカメの“ラブちゃん”、監督の園子温。

「ラブ&ピース」トークイベントにて、左からゲストの田原総一朗、劇中に登場するカメの“ラブちゃん”、監督の園子温。[拡大]

「ラブ&ピース」は長谷川博己麻生久美子をメインキャストに迎えて贈る、園のオリジナル脚本作品。平凡なサラリーマンがカメを飼い始めるストーリーから一転、初の特撮を用いた演出で怪獣が出現するなどスペクタクルな展開が待ち受ける。

「ラブ&ピース」より、下水道のシーン。(c)「ラブ&ピース」製作委員会

「ラブ&ピース」より、下水道のシーン。(c)「ラブ&ピース」製作委員会[拡大]

本作を観た田原は「最後はカメちゃん、ゴジラみたいだったね」と特撮シーンに触れつつ、西田敏行扮する下水道暮らしの謎めいた老人に言及。「下水道にファンタジーの世界を作ったことについては?」と田原から尋ねられ、園は「(脚本を書いた)25年前は東京がバブルで浮かれていた頃。すぐに浮かれる日本人への皮肉だった」と答える。「今は東京オリンピックを前に、目の前の問題を無視して、ふたをしてという世界。棄民の象徴として下水道のシーンがある」と、捨てられた人形たちが暮らす下水道の世界への思いを吐露した。

「ラブ&ピース」監督の園子温。

「ラブ&ピース」監督の園子温。[拡大]

イベント中、劇中に出てくるカメの“ラブちゃん”が会場に現れると、田原は「演じた感想は?」とすかさずインタビューを始める。質疑応答の際は観客に「1番泣いたシーンは?」と逆質問するなど、終始田原節がさく裂していたイベントは、次回作に向けて「また出てください」という園から田原へのオファーで締めくくられた。

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