「ソ満国境 15歳の夏」は田原和夫が自身の戦時中の経験をつづった書籍を原作とした作品。2011年の東日本大震災で仮設住宅暮らしとなった少年たちが、あるきっかけから中国・黒竜江省を訪れる。そこで日中戦争の最中、ソ連と満州の国境近くに勤労動員として送られた当時の少年たちが、ソ連軍の突然の進行により命懸けの逃避行を余儀なくされた体験について学んでいく。
「永遠の0」「るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編」など俳優としても活躍する舞踏家、田中が演じるのは黒竜江省の長老。日本の少年たちに約70年前に起きた戦争の悲惨な事実を伝える重要な役割を担う。そして2013年に逝去し、本作が遺作となった夏八木が福島で除染作業を行うボランティア役として出演。さらに
2009年に映画化の企画が立ち上げられてから、東日本大震災やロケ地である中国での反日デモなど、数々の苦難を乗り越えて完成した「ソ満国境 15歳の夏」。役者として生涯現役を貫いた夏八木の勇姿も収められた本作の公開を楽しみに待とう。
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- 「ソ満国境 15歳の夏」オフィシャルサイト
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にゃあさん @nyer_san
夏八木勲の遺作「ソ満国境 15歳の夏」公開決定、被災地の少年が知る戦争の実情 - 映画ナタリー http://t.co/YD6dGZcMor