「
2000年より開催されている全州国際映画祭は、韓国において釜山国際映画祭に次ぐ主要な映画祭の1つ。松永は2011年に「
“マンガの神様”手塚治虫が死の直前までつづっていた病床日記をもとにした同作。余命3カ月を宣告されたフリーターの宏が、偶然知り合った少女、真衣との交流を通して生きる喜びや輝きを見出していく姿を追う。宏役の野田をはじめ、
コンペティションの審査員である女優の
舞台挨拶では質疑応答も行われ、熱心な観客から多くの質問が寄せられた。その中で主人公の宏と同じ癌患者だという少女が、「この映画を観て、私自身は宏の最後の言葉に励まされました。これからも自分なりに自分のピエタを探していきます」と発言。彼女の言葉に場内からは温かな拍手が起こり、登壇した2人が言葉を失う一幕も。
ヤン・イクチュンは、「自分の映画に非常に似たところがある。前半の宏にはまったく生きる気力を感じなかったが、真衣と宏が交錯していく中盤以降に心を鷲掴みにされた。最後はすごく感情をもっていかれる」と賞賛を贈った。
「トイレのピエタ」は、6月6日より東京・新宿ピカデリーほか全国ロードショー。
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- 「トイレのピエタ」公式サイト
- 「トイレのピエタ」予告編
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全州国際映画祭での、映画「トイレのピエタ」第2回公式上映と、主演の野田洋次郎と松永大司監督による舞台挨拶のレポートが、ナタリーにも掲載されました!
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