俳優の
愛川は学生の頃から演劇にのめり込み、テレビや舞台で活躍。菅原文太とコンビを組み“やもめのジョナサン”役で出演した「トラック野郎」シリーズが1970年代にヒットを記録した。トラック運転手の主人公たちが派手なデコトラで日本を縦断するこの映画は、テレビのドキュメンタリー番組を観て着想を得た愛川が菅原に話を持ちかけ、東映に企画を持ち込んだことにより実現した。その後はテレビ番組「出没!アド街ック天国」の司会を20年間務め、昨年9月にはギネスブックの「情報テレビ番組の最高齢現役司会者」に認定された。なお愛川が自ら設立した劇場である東京・中目黒キンケロシアターでは、愛川欽也第8作監督作品「満州の紅い陽」を4月18日から上映する予定であった。
愛川は3月7日の「出没!アド街ック天国」放送1000回記念スペシャルを最後に司会を退任。V6井ノ原快彦がポストを引き継いだ。
事務所の公式発表によると、愛川は昨年冬から体調不良を訴え検査したところ肺がんであることが判明。本人の強い希望から病状は伏せていたという。また愛川は最後まで復帰する可能性に懸けており、息を引き取る直前まで「仕事に行こう」と寝言のように言っていたとのことだ。
4月20日(月)のテレビ東京「午後のロードショー」では、愛川欽也追悼特別企画として「
愛川欽也の映画作品
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- キンケロ・シアター
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“やもめのジョナサン”愛川欽也が肺がんのため逝去、追悼企画決定 - 映画ナタリー http://t.co/Qi6hzIxLrH