4月4日、東京・新宿バルト9にてゲキ×シネ「阿修羅城の瞳2003」公開直前舞台挨拶が行われ、市川染五郎と
「阿修羅城の瞳」は劇団☆新感線の人気演目で、“鬼殺し”の異名を持つ病葉出門と謎の女つばきの出会いから起こる悲劇を、歌舞伎的な様式美を取り入れて描く。ゲキ×シネは何十台ものカメラを駆使して撮影した演劇の映像を映画館で上映する企画であり、今回は2003年に東京・新橋演舞場、大阪・大阪松竹座で上演した本作の映像をデジタルリマスターで上映。劇団☆新感線の35周年を記念しての公開となる。
12年前に出演した本作について、天海は「若かった頃の自分を観られるのはちょっと恥ずかしい気もする」と照れつつも、「こうやって映画館で上映されるのはすごく幸せ」と挨拶。市川は「観たときに思ったのは、『僕たちってすごいな』ってこと」と自画自賛し、過去の舞台をリアルタイムで観ているような感覚になることがゲキ×シネの魅力だと語った。
2000年の上演では富田靖子がつばきを演じたが、3年後の再演で相手役が天海に決定した際の第一印象は「おっきいな」だったと市川が回想すると、「『染五郎さんすごいな』と思ってたのに、今のでちょっと……」と天海が答え、会場は笑いに包まれた。
劇中での出門の色っぽさが話題になると、市川本人も「すごいんです」と同意。お気に入りのシーンについても「基本的には自分のところなんですけど」と前置きした上で、劇中で決まる自身のポーズについて「かっこいい」と思ったことをしみじみ話し、再三会場の笑いを誘う。
最後に天海は「1度鑑賞された方も何度でも足を運んでほしい」とコメント。市川が「これはゲキ×シネで作られた新しい『阿修羅城の瞳』。今まさに目の前で上演しているような、生で感じられる映像作品です」と語り、「上演してから12年経ちましたが、まだまだ我々は若いのでやれと言われればまたいくらでも生でやります」と締めると、会場からは大きな拍手が巻き起こっていた。
ゲキ×シネ「阿修羅城の瞳2003」は4月11日全国ロードショー。
ゲキ×シネ「阿修羅城の瞳2003」
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:市川染五郎
映像製作:イーオシバイ
配給:ヴィレッヂ、ティ・ジョイ
舞台制作:松竹
著作:松竹、ヴィレッヂ
2015年 / 日本 / カラー / 175分
市川染五郎(7代目)の映画作品
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